プロアクティブやクリニーク
のニキビ治療薬に発がん性の
恐れ




ニキビ治療薬に配合されている化合物が、日常に使用する条件下で発がん性物質に変化し得ることを米国の検査会社が報告した。手指消毒液や日焼け止め、ドライシャンプーなどでも同様の現象が見られることが明らかになっている。

独立系の検査会社バリシュアが米食品医薬品局(FDA)に5日遅く提出した請願書によると、「プロアクティブ」やターゲットの「アップ&アップ」、「クリニーク」などのブランドのニキビ治療薬には、発がん性物質であるベンゼンに化学変化する過酸化ベンゾイルが多く含まれている。当局が調査する間、該当製品を回収するようバリシュアはFDAに要請した。

ベンゼンはガソリンやたばこの煙にも含まれ、大量に浴びると白血病を引き起こすリスクがあると、米疾病対策センター(CDC)は指摘している。消費者がよく利用する幾つかの製品に含まれていることが過去3年間に確認され、その危険性が認識されるようになった。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やユニリーバ、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などの企業は、製品の回収にも踏み切った。

ブルームバーグより一部転載しました。


https://x.com/BloombergJapan/status/1765582595452997741?s=20