記念の一本 | きみおの趣味的Life

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なんでも綴ります。


岐阜県関市。言わずと知れた刃物の町です。
なんとその伝統は、鎌倉時代に遡り、室町時代には、300人を超える刀鍛冶が腕をふるったとか。

そんな刃物の町で、毎年賑わう「関刃物祭り」
20年ほど前、当時小学生だった長女が、三角くじで見事特賞のナイフを引き当てました。

そのナイフの今がこれ。
ずっと保管箱に入れっぱで、あちこちにサビが浮いて、少し可哀想な状態です。


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ナイフ工房  ナイフハウス ハラさんの作品。
握り部には、インド産の鹿の角が使われています。


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そこで、作者の原さんに連絡をとり、工房で磨いてもらいます。
突然にも関わらず、快く迎え入れてくれました。


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電話で事のいきさつを聞かされた、半信半疑の原さん。
自分の作品を手に取ると、懐かしい!と、直ぐに記憶が蘇ります。

「このナイフは、僕が駆け出しの頃、夢中で作った作品で…」
「特賞のいきさつは覚えていないが、ナイフはよく覚えている…」
「この頃は生活が…」

感無量の様子です。大変感激して下さいました。


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そんなこんなで、コーヒーをご馳走になりながら、奥様も当時を懐かしんでおられます。

「一緒に並んで、新聞の記事にもなりました。」
「覚えて無いね~」




親切にも、無料で仕上げて下さいました。恐縮です~





そして、仕上がったのがこれ


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ピカピカです


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すっかり蘇りました。ありがとうございました。

こちらは、ナイフハウス ハラさんの最近の作品。
益々進化しています。
在庫を見せて下さいました。

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柄には、貝が埋め込まれ、金でコイやドクロが立体的に描かれています。
今や、貝に絵付け出来るのは、石川県の唯一人だけだそうです。
石川県の伝統工芸と関の匠の技が、見事に融合しています。


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貝の光沢に魅せられて、貝を多用しているそうです。

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もはや、これは芸術作品。日本の匠の技ですね~
無論、お値段も○十万円!

こちらにリンクを貼っておきます。
覗いてみて下さい。


また遊びに来て下さいね…の言葉に甘えて、次回は刃物好きの外国人を連れて行こうかと思います。