キリンビール名古屋工場の見学にいってきました。
ビアパークが今年4月にリニューアルされて綺麗になったと
聞いて、ずっと行ってみたかったところです。
出発ロビーからすでに懐かしい匂いがする・・・。
こ、これは・・・愛しの酵母臭!
学生のころにラボでよくかいだ匂いです。
※うちは発酵屋さんではありません。
理系ネタで失礼しました。
一部、コアな読者はクスっとしてくれたことでしょう。
さて、ブルワリーツアーにいざ出発です!
まずは、ビールの原料の紹介からです。
ビールの原料となる大麦。(まだ麦芽とは呼ばないです)
二条大麦という種類で、茎に2又になってついているから
二条、というらしいです。
アサ科に属する、つる性の多年生植物。
ビール特有の香りと爽快な苦味を与え、泡立ちを良くします。
漫画 『もやしもん』 によれば、ビールにのみ
愛されまくりの、謎のハーブです。
確かに匂うけど、ビールの匂いかと言われるとちょっと違うかな。
そして大事な原料は、水ですね。
ツアーのスタッフさま、わが社の水をご紹介いただきありがとうございました。
普通の人は聞き流してますけど、私はしっかり聞いていましたよ!
大麦を発芽(ここで初めて麦芽、と呼ぶ)させることにより、
でんぷんを分解する酵素ができます。この麦芽たちを煮込み、
先にできた酵素たちによって麦のでんぷんが分解され糖になります。
このもろみを搾った液の部分を麦汁というのですが、
キリン一番搾りの名前の由来は、ココ!
最初に流れ出てくるものを一番搾り麦汁、その後にお湯を加えてエキス分を洗い出したものを二番搾り麦汁といいます。一般的には、この2種類の麦汁を混ぜてビールをつくっていますが、一番搾り生ビールは一番搾り麦汁のみを使用したビールなのです。 (キリンHPより)
のどごし<生>の原料は、大豆なので、もろみとは呼ばずに、
仕込み液と呼んでいます。糖化が終わって、発酵させる前のもので、
アルコールなし、炭酸ガスなしの状態です。
飲んでみると、かなり甘いです!
でも、しつこい甘みではなく、自然なやさしい味です。
貯蔵タンクが見えます。
タンクの壁面が黄色と白に塗られているのは、
ココ、名古屋工場だけなのだそうです。
なんだか大きな、アレに見えますね(≧▽≦)
1日1本飲んでも、飲みきれない量が入っています。
溺れてしまいたい・・・(´□`。)
出芽酵母さま。
糖をアルコールへと変え、炭酸ガスも出しちゃう
ありがたい単細胞生物です。
発酵タンクのようす。
貯蔵タンクのようす。
本日は残念ながらメンテナンス中でした。
工場の稼動が見たくて、平日に来たのですが。
そろそろ、皆さんがそわそわしてきました。
こんなので飲んだら美味しいカナー。
私でもわかるのはコペンハーゲン、ウェッジウッド位ですが、
他にもたくさんありました。こうゆうのを所蔵しているってのがいいですね。
キリンのラベルです。隠された秘密が・・・。
『 キリン 』 が一文字ずつカタカナで隠されています。
タテガミとしっぽのあたりなので、帰ったら見てみようっと。
発酵が微生物によっておこることを発見したパスツール博士です。
ビールの近代化に貢献したということで、飾られていました。
パスツール?
ピペットでしょう。と思ったアナタ、同じ人種ですね。
さぁ、お待ちかねの試飲です♪
ツアーの残り時間は、残り20分弱です。
「お一人さま3杯までとさせていただきます」
エ~そんな短時間で3杯も無理じゃな~い!と思ったら、
グラスが小さいかったです。ジョッキを想像していたんですが、ね。
な~んだ。
ますは、1杯目。一番搾り生!
うまっ!(´Д`;)。
美味しい注ぎ方の紹介
ツアースタッフの方が、自宅でできる美味しいビールの注ぎ方、
『3度注ぎ』を教えてくれます。缶ビールを使用しているのに、
上の泡がまったく消えません。これはすごい。
参加者の1名の方が飲んでみえましたが、その味に感動のご様子。
うまいー。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
3杯目は、一番搾り生に戻ります。
ごちそうさまでした。
できあがり。(@ ̄ρ ̄@)
おみやげに、ビールによく合うポッキー買って帰りました。
大満足のツアーでした。飲めば満足?いやいや、面白かったですよ。