父 | 難聴ママ〔人工内耳ママ〕の他愛ない日常♪

難聴ママ〔人工内耳ママ〕の他愛ない日常♪

男の子2人の二児の母です(*^^*)
ずっと健聴の世界で生きてきたのに、30歳を過ぎてから両耳高度感音性難聴になってしまった中途失聴者です。
難聴のことや、日常の他愛ないことも記事にしています。
2017年2月6日に左人工内耳埋込手術を受けました!


おはようございます。


前回の記事を書いてから
1か月以上が経過しましたが、

父、存命ですニコニコ


「長くて1か月…」と言われてから
40日ほど経ちました。


実はあれから、
何度か父に会うことができています。


3月の三連休の一時帰宅も実らず、
もう長くないから…
とのことで

主治医の配慮で
週に1〜2回、母と娘(姉と私)のみ
面会させてもらえました。

「長くて1か月」と聞いたあとなので
1週間、また1週間、、と過ぎていくのが
怖かったのですが

頻繁に父と会うことができたのは
とてもありがたかったです


2月3月はほんとに心が追いつかなくて
予期悲観で泣いたり、食欲が落ちたり
私も姉もそんな感じでした。


でもこのままでは心も身体ももたん!と
自分なりに心を落ち着かせるために
終末期に関するYouTubeを見たり
ブログを読んだり、
そうやっているうちに死に対する恐怖心も
少しずつ落ち着き
今は、こわいこわい…という感情ではなく

最期まで後悔なく、
気持ちよく父を見送ってあげたい

という思いに変わりました。



(「Dr.TOSH 緩和ケアの本流」

は、とても勉強になりましたし

心の支えになりました。)



そして、なんと!

4月の6日〜7日、
体調が安定しているとのことで
外泊できることになりました!

家に帰れるのが最後になるかもしれない…

でも、家に帰らせてあげられることが
すごく嬉しかったです!

私は、病院に父を迎えに行くところから、
再び病院に送り届けるまでの2日間
実家に泊まり、父と母と過ごします。

絶対に後悔しないように、
やりたいこと、やってあげたいことを
やり尽くそう!

と心に決めていました。



そして外泊の日、
まずは薬や酸素管理などの説明を受けました。

そして
病院着から私服に着替え、帽子をかぶった父が
車椅子に乗って登場。
まるで元気な頃の父のようニコニコ

父は自力で立ち上がったりするのが困難なので
(立ちさえすれば歩行は自力で可能)
車に乗るのも一苦労でしたが
どうにか乗って、私の運転で実家へ向かいます。

病院から実家まで10分くらいなのですが
その間私はYouTuberのように
スマホで車内の動画を撮影しました。
完全に隠し撮りです笑 
(スマホは固定してました)

父との時間をなるべくたくさん
動画と写真に残しておきたくて…。

2/8に3度目の入院をして、
かれこれ2か月ぶりの帰宅です。

帰宅するなり、洋菓子をバクバク食べる父。
食欲があることが嬉しい。

もちろん食べてる姿も撮影。笑
(この先ずっと、動画とか写真撮ってます笑)


まだギリギリ春休みだったので、
お昼には私の子ども達も連れてきました。


市外に住む姉は、
その日午後から甥の中学校の入学式だったので
入学式が終わり次第こちらに向かってくれました。

久々に3家族が勢揃い!

念願の集合写真も無事に撮ることができました。


夜はいろいろバタバタしたのですが、
なんとか無事に朝を迎えることができ

病院に戻るまでの時間は、

父の手足を保湿クリームでマッサージしたり
伸びていた爪を切ってあげたり
ひょろひょろ伸びた髭をそってあげたり
軽く耳掃除をしてあげたり

普段なら照れ臭くてできないようなことを
やってみました。(やると決めていた)

14時に父を無事に病院に送り届けて、
母と帰路の車内で

「もう思い残すことはないね!
2日間、やりきったよね!
お父さんもきっと喜んでたよね!」

と満足感(自己満)に浸っていました。

私は自宅に帰宅して、ドッと疲れが押し寄せ
夕飯作りもサボり笑、
まるで燃え尽き症候群となったように
ボーっと過ごしていると
母からLINEが。


「今、お父さんから電話がきて
先生が来週も外泊を考えているそうです」




ズコーーーーッ!!


ってなりました。笑笑笑

いや、嬉しいのですよもちろん!
久々に家に帰って家族と過ごして
元気がみなぎったのかもしれないニコニコ

でも、LINE見て第一声
ズコーッ笑 って1人でツッこみました笑


それからも毎日父に電話をしました。

そして、その頃から父に「せん妄」の
症状が出てきたようです…。


ですが、ありがたいことに
4/19〜20に2度目の外泊が許可されましたニコニコ


その外泊の話の時に

「今回が最後の外泊になると思います…
GWを越せるかどうか…という状態」

と看護師さんに言われました。。

今度こそ、ほんとに最後か…。

やりたいことは前回やり尽くしたけど、
今回も後悔なく、良い2日間にする!!

と再び決意。

「やりたいことはやりつくす!
結局、自己満だけど笑い泣き

と、両親を亡くしている友人に話すと

「自己満が大事なんだよ!
残された時間は、残される者の為の時間でもあるんだから」

と言ってくれました。
名言!

残された者に後悔が残ると、
その先ずっと引きずってしまうから
自己満でも
やりたいことを全てやることが大事
そのことが後々、自分を励ましてくれるから

と。

そして先週、再び父が帰宅しましたニコニコ

やはり前回よりも弱っているし
食欲もあまりなく、でも会話はできるし
前回同様にマッサージや爪切りなど
スキンシップもできました。

父の「せん妄」の症状は自覚があるようで
頭の中が昭和、なんだそう。
そして幻覚が見えることもあるそう…。

自覚があるのは、めずらしいのかな?


翌日には姉も来て、何年ぶりでしょう?
父母娘2人の、
真の4人家族で過ごしました。

もちろん4人での写真もニコニコ

父の
「家はいーなー」
の一言が忘れられません。

家で最期を迎えてあげることができない
申し訳なさはあるけれど、、
でもこうして家で過ごす時間を
与えてもらえたことは本当に感謝です。


昨日、病院から母のところに電話がきて
今日、病状説明があります。
私も行きます。

いくら覚悟ができてるとはいえ、
その時がきたら辛くて悲しくて
どうしようもないんだろうな、、
母は大丈夫かな、、とか
不安も大きいのですが


残り少ない時間を
後悔なく過ごすようにしたいと思います。