手行かないで…と縋り付く手を振り払われるのが怖くて途中まで伸ばす手を…もう一つの手で押さえつける今までも振り払われてきた…私の手…何も掴めなかった…きっと…誰にも必要じゃないの…私も…私の心も…それでも…私でも誰かの役に立てるなら…君の役に立てるなら…そう…願ってしまう…側にいられる理由にしてしまうの…この空っぽの手を見つめながら…見つめながら…