オリジナル小説「恐竜世界で予言者になろう」1章を投稿しました。 | 柳花翠蝶の花畑

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 投稿文の本編も仕上がった。

 今回の挿絵もできた。

 よし、あとは投稿するだけ⋯⋯ん?

 ⋯⋯なにか足りないような?

 

 

 

 思い出しました。

 

 いやあ、やばいやばい。

 表紙とタイトルロゴの作成を忘れていた。

 これがなきゃはじまらないでしょうに!

 

 

 お昼休み中にデザインを考え

 帰宅してから慌てて作り出すのでした。

 

 しかし、なんとか完成にこぎつけ、無事に投稿できました~

 今回の登場恐竜は、デイノケイルスとタルボサウルス!

 

 恐竜世界で予言者になろう。1章 天使とタルボサウルスの歓迎

 

 *以下、本編ちょい載せ

 

 ⋯⋯⋯

 

「写真を撮ってSNSにあげなきゃ! って、スマホない。落とした!? ああ、行っちゃう!」

 デイノケイルスは食事を終えたらしく、森の木々の間を縫ってどこやらへと歩き出したのだ。

 一方で江間は、落下した途中で落としたと思われるスマホを探して右往左往。

 幸いなことに、離れた場所に落ちていたスマホは、少し画面が割れただけで問題なく機能していた。スマホをつかみ上げカメラを起動させると、シダ植物の葉を払いのけながらデイノケイルスを追いかけた。

 

 ところが途中からその道のりが急に歩きやすくなる。足元が平らに踏み固められていて植物も少ない道が現れたのである。いつも通っている獣道に違いない。そして、その先、デイノケイルスが歩いていく方向には、まぶしく光る森の出口が!

「やった、デイノケイルスーありがとうー」

 

森から出れば、民家とか、最低でも道路くらいはあるだろう。スマホも充電はたっぷりされているし、なんとかなるはずだ。

自然と足が早まった。最後は走っていた。森の暗がりを飛び出した江間。

その目の前に広がっていたのは、まばらに木が生えた乾いた平原と、その向こうに広がる視界いっぱいの水平線。海だろうか。

人工物はひとつも見えなかった。

 止まっていた足をもう一度動かして、進みながらぐるりと見渡す。

 平原は広大で地平線まで見える。その地平線の真ん中になだらかな傾斜の山が一つ、ぽつんとあった。

 これだけ遠くまで見渡せるというのに、建物や自動車、道路などはどこにもない。代わりに草食恐竜の群れが見えるだけ。

 激しく瞬きしてみても、見える光景は変わらない。

 急いで空を見上げたが、飛行機雲さえ見つからず、水色の空を、飛行する古代の爬虫類「翼竜」が飛んでいるだけであった。

 だいたい、あの水色の空はなんなんだ。絵の具じゃないんだぞ。日本で毎日見ていた空は、こんなに水色ではなかった。

 立ち尽くす江間の足元を、小さな四本足の恐竜が数匹、カルガモのように並んでとことこと通り過ぎていく。

 ごくりとつばを飲み込んで立ち尽くした。

 ここは、確実に、現代じゃない。地球ですらないのだ。

 

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 デイノケイルスってかわいいよね。ふふふ。