奇跡の光景を見ることのできた「龍鎮神社」
そこから 「室生寺(むろうじ)」 を目指したところからスタート!
前に「室生龍穴神社」にお伺いした時に、前を通りながらスルーしてしまった「室生寺」。
シャクナゲの花が咲く頃、関西のローカルニュースで目にすることもあり
名前はなんとなく知っている程度のまったく前知識なしでお伺いしました。
有名なお寺なので一度行ってみても、と思っていたのと
龍鎮神社、室生龍穴神社に挟まれた位置にあるお寺なので
何か龍の秘密があるのかもしれないなーという気持ちも。
・・・あってもわかるかは不明ですけど・・・
まず、どーん!と美しい太鼓橋が表れ
バックの森からなんとなくエネルギーを感じます。
入口に着き、お寺さんですので、まず拝観料をお納めします。
もらったパンフレットや看板に・・・「女人高野」って書いてある。
お、「慈尊院」に関連あるところ?真言宗のお寺か~
仁王門です。
仁王様にギロッと睨まれて門をくぐります。
ちょっと困った感じが・・・「え、変な気のコが来たけど・・・」的な?
「龍鎮神社」で堪能しすぎたかもしれない。
ちょっとお寺にそぐわない空気かもしれませんが、スイマセン!
心の中であやまりつつ、突破しまーす
おおう、なんだか広い境内。
拝観の方も大勢ですが、秋晴れで空気がスカッとさわやか。
基本、お堂の中は撮影禁止なので写真は外観だけです。
弥勒堂、金堂、灌頂堂(本堂)とそれぞれ仏様が安置され
それらは扉が開いていて、拝見することができます。
建物も仏像も、国宝や重要文化財のオンパレードで
内部の写真が撮れないのが残念。
弥勒堂の役行者さまの像が今にも動き出しそうでしばし見惚れてしまいました
どの仏像も素晴らしい迫力で、ホンマに魂が入ってるなーと感じます。
全然知識はないのですが、造形の美しさ、リアルさが重要なのかな?
特にリアルである、現実に近いというのが人の心に染み入る要因のように思います。
「生きてるみたい」ってそれらを見て思うけど
造形や絵を描いたりする方ならおわかりになるでしょうが
その矛盾を感じない完全なリアルを作るのはすごい技術、テクニックがいる事ですものね。
その仏様の背景の物語を知らなくても
(特に昔の人は文字を読める人も少なかっただろうし)
カッコイイ、優しい、癒やされる・・・そういう感情を揺さぶるのは
まるでこの現実にいらっしゃるかのようなリアルだったのかもしれないなーと思いました。
そして、五重塔
これはみなさま、絶対の絶対に見たことある気がすると思います。
「室生寺」と言えば、コレ映るよね!というほど定番。
なんとも美しい国宝の塔で、平成10年に台風により損壊しましたが
その後修復されました。
バックの山の緑に朱が映えます。
(パンフレットより、境内地図)
これを過ぎると・・・奥の院へ行く石段が始まります。
境内案内の絵はね、すぐ行けそうじゃない?
でも、いざ登り始めると、どー見ても先が見えない・・・
ずっとずっと石段が続いてるんだけど~~
下りてくる人がフーフー言いながら
「まだまだありますよ~、がんばって~」と声をかけてくださいました。
まだまだあるんかい!!
途中、オジサマに「400なんぼ石段があるで」と数まで教えていただいて
なんだか果てない数字やなーと
でも、ここまで来たんだからと思って進みますー
石段の途中、「奥の院→」 という看板が出てきました。
そこの前に大きな杉の木2本がドーンと立っていて
「ここから結界!」みたいな気を出してるように思えました。
ん?なんかこのフレーズ前に思ったことあるやん
これって、「室生龍穴神社」の鳥居の杉の木とすごくかぶるんですけどー
(裏から見たところ)
たしかにちょっと空気がピリっとした雰囲気になったように思えたかも。
でも龍がどうやな~とかは感じないか
長くなったので、次回に室生寺後半(奥の院)をお送りしまーす。
あれ?龍出てこないなぁー