ノーベル平和賞受賞団体を門前払い | 真田清秋のブログ

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 「日刊ゲンダイ」1月17日付、記事より:

           "安倍首相ICAN面会拒絶の真の狙い"

 

『昨年、ノーベル平和賞に受賞したNGO「核兵器廃絶キャンペーン」(ICAN)の事務局長で、初来日中のベアトリス・フィン氏の面会要請に、安倍首相が"門前払い"をくらわせた。

 フィン氏長崎大の招待に応じて12日に来日した。長崎、広島を訪問し、きょう午後には超党派の国会議員との討論集会に参加。ICANの主要運営団体「ピースポート」によると、昨年12月22日と今年1月8日の2回にわたり、内閣府を通じて面会を要請したが、外務省から「日程の都合が合わず面会できない」との回答があっあっという。ー 菅官房長官は面会拒否について、「日程の都合上だ。それ以上でも、それ以下でもない」と言い張るが、東欧歴訪中の安倍の帰国は17日午後4時ごろ、一方、フィン氏が日本を発つのは18日昼すぎだ。17日夕方から18日午前までの日程をやりくりすれば、安倍がフィン氏と会うことは可能だったはずである。

 安倍は普段、官邸で「ミス◯◯」などの表敬訪問を受け、鼻の下を伸ばしているクセに、ノーベル平和賞受賞者の面会をすげなくことわるとは、よっぽどICANの活動を毛嫌いしている証拠だ。

「ICANの平和賞受賞の理由は、広島、長崎の被爆者と連携して核兵器の非人道性を訴え、使用・保有などを全面禁止する『核兵器禁止条約』の国連採択に尽力したこと。被爆者として日本は核保有国と非核保有国との『橋渡し役』を自任してきたのに、安倍政権は『核の傘』に依存する米国の反対などを理由に禁止条約への署名を拒否したのです」(外務省関係者)

        "被爆国として恥ずかしい"

 ICANの平和賞受賞後も、安倍政権は「政府のアプローチとは異なるが、核廃絶というゴールは共有」などと、味も素っ気もない談話を発表したのみ。ICANには一貫して冷淡なのだ。

「『日程の都合』なんて体のいい断り文句で、禁止条約に反対するトランプ米政権の機嫌を損ねたくないだけ。安倍政権は2016年4月に『憲法9条は一切の核兵器の保有および使用をおよそ禁止しているわけではない』と閣議決定。武器輸出三原則葬り去ったように、いずれ『持たず、作らず、持ち込ませず』の非核三原則の撤廃にも道筋をつけたいはず。2年前のオバマ前大統領の広島訪問同行時には『核兵器のない世界へ』と表明し、広島、長崎の原爆犠牲者の慰霊式では『被爆者に寄り添う』と語っていますが、しょせん上辺だけ。核廃絶を望む被爆者を突き放してばかりです」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 被爆国の首相として恥ずかしくなる。』

 

 

 清秋記:

 昨年の2017年12月9日、ノーベル平和賞授賞式で、ICANと共に、活動してきた広島の被爆者、サーロー節子さんが記念講演をされましたが、その中で、

「世界のすべての国の大統領や首相たちに懇願したい。核兵器禁止条約に参加し、核による絶滅の脅威を永遠に除去してください」

「核兵器の開発は、国家の偉大さが高まることを表すのではなく、国家が暗黒の淵へと堕落することを表しています。核兵器は必要悪ではなく、絶対悪です。」

 

 この魂の底から出た貴重な言葉を全世界の政治家、指導者、なかんずく、安倍首相は謙虚に聞く耳を持ち、実行しなかければ、首相の資格は断じてありません⭐️

 

 それでは、皆様、御機嫌よう⭐️