『眠られぬ夜のために①』八月十九日: | 真田清秋のブログ

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 『「大きすぎる靴を履くな」というのは、私の思い違いででなければ、アラビアの諺(ことわざ)である。これは、高い地位にあっても人生が失敗に帰することがよくあるという事を説明するものだ。なぜなら、靴が大きすぎるとその人の足元が不安定になり、それに気づいた人々から信頼を次第に失うからである。

 しかし、それと同様に、靴が小さすぎると足が窮屈で、絶えず痛みを感じさせるものもある。だから、これは取り替える必要がある。具合がよいのは、その人の地位がその成長と力量とにぴったり合っている時である。しかし、それは人間的な賢さによって達せられるものではなく、ただ神の導きについての固い信仰によるのである。

 イザヤ書四九の一五・一六、コリント人への第一の手紙七の二三・二四、マタイによる福音書六の二三。』

 

 

              清秋記: