『眠られぬ夜のために①』三月二十七日: | 真田清秋のブログ

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 スイスの哲人、カール・ヒルティ著

『内的進歩をしめす最もよい徴候は、きわめて善良な、心の気高い人々の中にいると心地よく感じ、凡俗な人たちの中では常に不快を覚えることである。

 このことは、われわれの来世の生活をも決定する。およそ、そのような生活があるとすれば、人はそれぞれ、ただ自分の精神的本性とその進歩の段階にしたがって、それに相応しいところまで行くことができるし、また、そうなるであろう。けれども、自分の能力にないもの、それ以上求めて奮起する人も、そのような切なる憧れゆえに、そのより高い世界に属することができる。そこに迎えられて修練を受けるという恩寵にあずかるであろう。雅歌6の11。』

 

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