昨日、6月21日は
私の誕生日だった








親と離れて
宇宙仲間の人のお家に
お世話になりながら
キャバクラで働く



こんな形で
19歳を迎えるとは
思ってもみなかった



ただ、
今までの誕生日では、

お祝いしてもらうのは
嬉しかったけど、

申し訳なさというか、
そういう気持ちの方が強かった




だって、
あまり自分が生まれてきたことを
よかった!って思えたことがなかったから



小さい時からずっと、
寂しいというか
疎外感を感じて生きていたし、

怒られることは多かったし、

私がいることで、
大好きなお母さんを
苦しめているんじゃないかと
ずっと思ってた





褒められたかった

認めてもらいたかった

楽になって欲しかった




私を産んでよかったと
思って欲しかった









だから、
私が「違う何か」になったとしても
頑張りたかった





頑張って、
頑張って、
頑張って、




学生だった私は、
誰もが羨ましがるような
学歴を手にすることが出来たら、


お母さんの誇りになれるのだと
信じて疑わなかった





そう、
私は自分のためではなく、
お母さんのためだけに生きてきた人だった





それぐらい、
私はお母さんが大好きで、

お母さんに悲しい思いをさせる人がいたら、

どんな手を使ってでも
お母さんを守る覚悟は
小さい時からあったし、

お母さんのためなら
私の命なんて
簡単に差し出せると思ってた





だから、
偽りの私でも、
偽りの人生でも、
なんでもよかった




お母さん以外に
私の生きる理由なんてなくて

何もかもが
どうでもよかった




お母さんの笑顔が
見れるだけでよかったのに、



ただ、それだけだったのに、



私の心と体は
それを許してはくれなかった
















私は
頑張れない人間だった

無理がきかない人間だった

自分を騙して生きれるほど
強くはなかった





弱かった







自分のことはもちろん
大切な人1人すらも
守れない




弱い弱い人間だった














そんな自分を
受け入れることが出来なくて、

誰かを守るどころか、

普通の人と同じことすら出来ない
私であるならば、


ほんとにほんとに、
心の底から
死んだ方がましだと思った




きっと
いない方が
誰にも迷惑をかけない

悲しい思いをさせることもない








要らない








そう思った









私の心と体が
ぼろぼろになって、
高校を辞めるとなった時、



お母さんに
一緒に死のうと言われた


目の前には包丁があった


私の育てかたが悪かったのだと、





そして、



私が産んでしまったのが
悪かったのだと、





謝られてしまった














1番させたくなかったこと

1番言わせたくなかったことを

させてしまった私は、



もう逆に思い残すことはなく、

ショックを受けるとか
そういうレベルじゃなくて、

割と清々しかったのを
今でも覚えている
















だったら、
抵抗しなければよかったのに














私は
諦めの悪い人間だということにも
そこで気づいてしまった











どん底に落ちても、
私は諦めたくなかった



生きることを、

お母さんを幸せにすることを、




そして、
私が幸せになることを









殺されそうになった時、
お母さんと一緒に笑ってるところが、
頭の中で見えた気がした




私はそれに縋った




きっとそれは、
未来から来た映像なのだと



その時思った

























それから
生きることを自分に誓った




自分が幸せになることが
お母さんの幸せになるのだと

言い聞かせた








幸せを心の底から
味わうまでは
死ねないし、

私の人生は
終わらないのだろう








与えられた
体と心と、

そして
人生という名の時間を使って、


色んなことを
見て
聞いて
体験して




その先に
私が見たかった、

あるいは
追い求めていた

私なりの答えがあるかどうかは
分からない




でも、
自分のためだけに
生き続けたら、



少なくとも、
生まれてきてよかったと
そう思える日が
必ず来ることは
何故か分かっていた





だって、今、
そういう気持ちに
包まれているから








今の私が
過去の私に
メッセージを送っていたのかもしれない














私は
弱い人間でよかった



いや、
自分の弱さを知っている
人間でよかった





その弱さが、
人生を豊かにしてくれるものだと
何となく分かってきたから

























今も、
これからも、
生まれてきてよかったという
確信を深めていくために





私は生きていく






誰のためでもなく、
私のためだけに、



私の惜しみない愛を
私に注ぎ続けよう












そう思えた
19歳の誕生日だった



















   紀穂