きはるの まいにちと 経験と

きはるの まいにちと 経験と

私、樹晴(きはる)のただの日記です。ジャンルは決まってません。適当と気分です。


樹晴の毎日やら思ったことを書き殴る。
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久々にブログ更新。仕事で失敗が続き、気落ちしていたが何とか持ち直した。

今日は仕事も休みで、母と外食し書店で読書。仕事のことから離れるには、別のことをして楽しむに限る。

私の母についてはここでは初めて書くことになる。

明るくて心配性、どちらかというと子供っぽい母。ひよこの真似をしたり、急に踊り出したり。
しかし、読書好きで色々なものに興味をもつ。洋楽とプロレスをこよなく愛し、白黒映画やホラー映画、社会問題、漫画やアニメ。幅広いジャンルに知識がある。

普段は交通指導員として働いている。その小学校でも、変なおばちゃんとして有名だが好かれてはいるようだ。

まあ、こんな感じの母だがその過去は私の想像を絶する壮絶さであった。

母は新聞記者の父親がいた。母の母親は精神を病んでおり、家事や子育てができなかった。そのため、今でいうネグレクトに幼い母は遭っていたのだ。
新聞記者の父親も、家族には省みない人だった。母の一族はいわゆるエリート一族であり、大学に出るのは当たり前。
母の父親も早稲田大学出身で、一族の誇りだったそうだ。母の父親は自身の家族の惨状を、一族に知られたくはなかった。そのため、どんどん親戚とは疎遠になっていった。

両親の関係が冷え込んでいただけではなく、家事のしない母親のために家はゴミ屋敷となり、荒れ果てた。風呂の湯も取り替えられず、服の洗濯もしない。
母は友達もできず、当時はいじめられていた。

それでいて学業の成績には厳しい。母は数学がまるで出来ず、父親の望んだ学校に進学できなかった。父親の関心は全くなくなり、母は学費も払ってもらえず地元の商業高校にアルバイトをしながら通った。

父親は母が高校二年の時に、アルコール中毒からの脳の病で急死した。死ぬ一週間前、父親は頻繁に外出に母を誘っていたそうだ。この一週間は、勉強の話以外もしたそうで父親と密接に関わる、最初で最後の時間だった。

父親の死から、母の母親の精神状態は最悪になった。毎日奇声をあげ、近所からは苦情ばかりに。母は学校に通うこともやっとになった。

何とか卒業し、地元の割りと大きな会社に勤務することになった。
母はここで私の父と出会う。父の過去については次のブログにて。

父と母は恋仲になり(成り行き話は、どちらの証言ともバラバラで真意は子供の私すら知らない)、関係をもつ。

ある日、自宅に帰った母は母親に突然追い出されてしまう。理由は「他の男と関係があると聞いた、汚らわしいから会いたくない」だった。19歳、今の私と同い年で母は帰る家を突然失った。この時には既に妊娠し、私の姉がいたのだ。

母は荷物もまとめられず、父の住むアパートへ。一緒に暮らすことになり、その後しばらくして父の故郷へ移住することに。
母は母親に何とか連絡をとり、自分がこれから住む場所と連絡先を教えた。しかし、母の母親はこの連絡先を五年以上誰にも話さなかったため、母は親戚達から蒸発したと思われていたらしい。

父と結婚してからも、母の苦労は絶えなかった。父は借金をつくるし、仕事ばかりで家に帰ることも少なかった。そんな中で姉、私、弟を育てなければならなかった。

最近、DV気味だった父親は更正され真っ当な父となり、借金は家のローン以外返済した。姉と私は働く歳になり、学生は弟を残すのみとなった。

19歳で家を追い出されること、実に20年に及んでいた。


今から9カ月前、母は大分県の大叔母の息子の結婚式に誘われ、私も付き添い参加してきた。母の姿を最後に見たのは、母が一歳の時だったという親戚もいた。

「こんなに立派になって。幸せになって良かったなあ」

親戚達は水商売に身を落とした、と聞いていたそうだ。

大分には一週間滞在したが、その最終日前に私の祖父であり、母の父親の墓参りをした。私は初めて訪れた。

大叔母さんは、墓を前にするなり「お兄ちゃん、○○(母の名前)ちゃんは立派になったよ。今はいい旦那さんに恵まれて、お兄ちゃんの孫も三人もいるよ。誉めてちょうだいね」と、泣きながら話していた。

母は「お父さん」とだけ呟くと、そのまま泣いた。

父親とは進学での失敗から、わかり合えず互いを避ける日々だった母。

最後まで和解はできなかった。



弟の卒業後は、母は母親に会いにいくという。私も、見たことのない祖母と出会うことになる。

今は精神病院におり、母の兄が世話を見ているという。



いつも明るかった母が、影を落とした姿を見たのはあの時が初めてだった。
最近までは母がどのような子供時代を過ごしていたかも知らなかった。

母は、今とても幸せだと話している。


母と比べれば、私の悩みなど小さなものだ。

私には話を聞いてくれる両親もいて、家もある。


母といると、心の整理がつきやすいのだ。

人間は明るく振る舞う人ほど、実は苦労しているものなのか。



昨日のちもこ。自分用ベッドでぐっすり。

実は母は、ねちおとちもこにも特別な思いがあるが、それについてはまたいつか。

明日は父の実家へ。本当は父は行きたくはないのだが。