気がついたら昨年秋に始まっていた四巡目の話です。


根津美術館です。



仲間とおでかけ。銘仙の展示会です。実は展示替えがあり、これは二回目。

貴重な戦前の工芸着物の数々。

プロ和裁士の先生の解説付き。



この華やかな着物は良家のお嬢さん向け。

女学生の通学着から始まったものだそうです。



伊勢崎、桐生、秩父、八王子。技法は何通りもありますが、基本仮織りした経糸を捺染や板締めで染め、仮織をほぐしながら絣織をする、手の込んだものです。

上のもののような豪華なのは、緯糸も糸締めなどで色を入れるのでさらにタイヘン。

もちろん今も手織りです。


新作は、もう買えないかと思いましたが、細々とではあるが作ってくださっています。

高いけど。機械化して安くは、無理かな?

やはりここにしか無い魅力のあるものだし、良いものなのですよね。





帯留、半襟。いずれ劣らぬ凝ったコレクションを堪能してきました。





安いものは矢絣や格子などシンプルな模様で、普段着や職業婦人(戦前ですからね)の仕事着などにも。

親族のばーちゃん、小学校の教員でしたっけが、やはり仕事着にシンプルで地味な銘仙がたくさんありました。

亡くなったのははるか昔ですが、ちょっと再生不能なほどに傷んだ着物がたくさんあったのを思い出しました。


カフェでお茶。コースターも銘仙の小布です。



遠くない根津神社です。



いつ来ても豪華で素敵ですね。



稲荷神社の千本鳥居。



御朱印です。



四巡目。一社目。根津神社。