葵祭の頃。京都に行ったのは買い物があったからで、祭見物ではありませんでした。

少し時間があるから東寺でも寄ろうか、程度だったハズです。


京都駅、近鉄側の出口に行くと、なにやら人だかりです。それも半端な騒ぎではなかった。

日の丸を配る人、たくさんの警官に私服警官と思われる皆さん。

上皇様が、という声。

せっかくなので上皇様を拝むことにしました。


それなり以上に暑い中、小一時間待ったでしょうか。

近鉄の改札の近く、前から三列目あたりで頑張りました。



写真は残念ながらボケボケです。

御二方は葵祭をご覧になり、車で京都駅へ。近鉄で伊勢神宮に回られる由。

穏やかなお手振りで歓呼の声に応えられ、近鉄の改札口で静かに一礼してくださいました。この写真はその直前です。


時ならなぬ参賀?の後、本来の目的のために三条へ。

京都、三条大橋近くには世界にその名が轟く名店があります。

針屋さん。みすや、さんです。


すんません、今度目の詰まったのを縫おうと思っているんですけど、四ノ二ぃでは縫いにくいので、うまいこと縫えるのを教えていただこうと思いまして。

それやったら細い針がよろしいです。すっと通りますさかいに。

太めの方が安心やいう方もおられますけど、それやったらかたびらがよろしいです。

というわけで、おすすめのきぬつま、と、かたびら。買ってきました。

あと、指抜きにする切皮も。

切皮は箱からお選び下さいということで、ちょっとお高め。でもしっかりした固いのを見つけました。

これで安心やわ。

みすやさんの針を使い出したから運針があんじょう、まっすぐに行きます。


お会計を済ませて出ようとすると、入れ違いに米人らしいご婦人が。

製本に使う針ですか?それやったらふとん針でしょうか。

また別の米国女性。ドレスですか?生地の厚みによりますが。


そんな会話を背にしてお店を出ると、奥さんの買い物に付き合うお父さん達が談笑していましたっけ。


針って大事なんだよ?日本に来たら京都で針!これ新定番だから!



ほんの少し標準より細い。太さ0.5ミリ



数軒先、三条通商店街の仏具屋さんにて。

腕輪数珠タイプの108玉。親玉子玉がちゃんと入ったやつがありました。これは初めて見るので即!ゲット!



黒檀の数玉108個に大きめの黒檀の親玉が二つ。

小さなシマメノウの子玉が四つ。

親玉から7数えて子玉、さらに14で次の子玉。

そこから33で親玉になっています。

これなら持ち運びも簡単です。やったね!