龍口明神社を出て上って来た坂を下ります。

下は早い。そして、上から見る坂道はあれ?とっと思うほど短く見えました。


またモノレールに乗ります。

モノレールの座席。絵がかわいいです。



終点、湘南江の島駅で下車。モノレールは速いです。駅は駅ビルの5階です。

四階の展望台より。相州大山。

単独峰に見える。そうですか。いつも丹沢と一緒くたに見えていたけれど、単独峰だったんだ。

角度大事。



モノレールの駅から徒歩数分。

龍口寺です。一度来たかった。

日蓮宗霊跡本山。結構重要なお寺です。



仁王門の天井画。



今は静かなお寺です。唐門立派。



彫刻も素晴らしいです。



ご本堂。こちらは日蓮宗なので、お題目を唱えます。南無妙法蓮華経。



龍口寺は龍口の法難で有名な日蓮聖人の伝説が残るところ。

お聖人が生き延びたこの地にのちにお寺が建ちました。


日蓮宗と日蓮正宗があるし、ご本尊は結構バラバラだし、法華は分かりにくいと思っています。

だが、古いお寺のご住職はなかなかすごい。

立派な方々。


ご本堂の横に水行場があります。

行場なのでお写真は撮りません。


ここで日々?滝行に励んでおられるのか。

滝行やるのは密教や修験道、神道。ちゃんと法力志向のところだと思いますが。



さらに奥の階段を登ると五重塔です。



振り返ると湘南の海。



南無妙法蓮華経。鐘を撞きます。


日蓮宗は現世利益と言われますが、現世の苦しみを除くのも法の役割と考えたのかな。

元寇の時代だし。

国の進路を丸ごと正して現世の苦しみも除いて、世を丸ごと浄土にしよう、そういうことだったのでしょうか。

すると、日蓮宗の僧侶は国の全て、世のすべての救いを祈りつつ行に励む、ということ?

それが、時代的な問題意識だったのかもしれない。。そんなことを考えました。



妙見堂に



日蓮聖人霊跡。

お聖人様が処刑にあたって閉じ込められていたという。



稲荷様。



寺務所が閉まっていたので御朱印は無しです。


門前の商店街の和菓子屋さんです。ここのはとても美味しい。



江ノ電はほとんどの区間が専用路線ですが、この辺りだけは路面電車になります。

とても急なカーブがあったり、鉄的に面白い場所です。


江ノ電最中の扇屋さんもお年寄りがお店に出ておられました。八十代半ばかな。。おばあちゃま。

あと十年経ったら、小さなお店は随分減るかもしれない。残ってほしい景色もたくさんあるのに。。