店は、店長だけが正社員で、あとはアルバイトでした。

本部が上司みたいなものだったので、20代前半でいきなり中間管理職のような立場でした。


ビデオの仕入には、制限がありましたが、CDは足りないと思えば、店長判断で追加発注が出来ました。


全店でやる定期的なキャンペーン以外は、本部や会議で了解を得れば、店独自のキャンペーンを行えました。店舗運営の自由度は高かったです。


ただ、売上予算達成には、ものすごく厳しかったです(恐らく、どこの会社も同じだと思いますが)。


予算未達成の時には、質問責めを受けたり、怒られました。

店長になってから、胃の位置を知りましたね(笑)


このプレッシャーがあったからこそ、

・予算を達成するにはどうしたらいいか?

・どうやったら売上が作れるか?

を本気で考えて鍛えられました。

競合店を周った後、各店に数日間づつ、現場研修を受けに行きました。


行く前に、上司に言われたのが、

「どの店長が仕事が出来るか、自分で判断してみなさい」

でした。


ちょっとしたスパイみたいでしたね(笑)

特に後で報告をしませんでしたが。


この指示は、ただ現場業務を覚えるだけでなく、人を見ることを意識付けしてくれました。


この指示があったからこそ、各店長に積極的に話しかけたり、質問出来ました。


そして、自分で考えて、さらに発想を広げてみました。

一人一人の長所はどこだろうかと。


この人は接客がいい、この人は仕入がうまい、この人は数字の分析能力が高いなど。


誰か一人を意識するのではなく、各店長それぞれの長所を盗めれば、優秀な店長になれるのではないかと考えました。


学ぶと言うより盗むの方が、当時の私の感覚に近かったと思います。

店長として採用され、一ヶ月間研修を受けました。

今思えば、短いですが。


最初の数日は、上司と一緒に自社の店舗を周り、各店長に挨拶をしました。

そして、店内の棚を見ながら、上司が隣でコメントをしてくれました。


その後、競合店に連れて行かれ、同じようにコメントをしてくれました。

「このコーナー作りはいい」

「新作の置き方がきれい」

「入ってすぐ準新作があるから、駐車場効率がいい」

「このタイトルは旧作コーナーに置くのではなく、劇場関連作コーナーに置いた方がいい」

など。


研修中に、10店以上は見ました。その結果、漠然と、いい棚と悪い棚の区別が出来るようになりました。

後に、自分で棚を作る時に、すごく役に立ちました。


ポイントは

・多くの店を見た

・横でコメントしてもらった

だと思います。


本などで、競合店調査の大切さは書いていますが、相手の強み・弱みを見るだけでなく、自店の棚作りの参考に見るのもありだと思います。