1.5兆円の赤字ってどうよ??
運用の方向転換で、外債を10兆円を売却って記事が日経新聞に出ています。
きっと、外債を何も考えずに買っていたのだろう。
正確に言うとある時期までは外債を買いさえすれば、それなりの利益が出たんだろう。
その時に、部下の一部は気づいていただろう。
それ、続けたらあかんやつやん。アメリカの金利が上がると債券下がって大損やん。って。
でも、その部下の意見は運用責任者には届かなったということだろう。
(もしかしたら、みんなそんなこともわからない人ばかりだったかもしれませんが、農林中金の運用者すべてがバカとは思えない。)
もっと早くに方向転換すべきであったのにできなかった。結果、1.5兆円の赤字は誰が責任をとるのか?
きっと、リスクに気が付いた、進言した部下の意見に対して、反対の意見をした上司はきっとその部下の評価を下げただろう。
言い換える、ある時期にヤバイと気づき、外債の比率を下げるべきと言った部下を評価しなかったに違いない。
上司は自分の意見と違う部下を評価しないことが多い。下手すると必要以上に低い評価をする。
特に進言したり、問題点を指摘した部下に対しては・・・
それが大手企業だろう。
結果、上司の思い込み、固執が損失を生む。
そんな妄想をしてしまった。
会社はある時期儲けた手法にこだわる。それが悪いというのではなく、ヤバイと気づいたら、すぐに逃げる、方針を変えるべきなのだが、なかなか難しい。
金融のマーケットでは、ある時期儲かった手法、投資法がすぐにそうでなくなる。
だからこそリスクマネジメントが大切だし、先を想像、妄想することが大事なんだろうと思う。