多くのデイトレーダーの方が見落としがちなのが、空売りで何が怖いのか?空売り機関は何を恐れているのか?ということだ。
10年以上やっている人ならわかることだが、そうでない人は気づかない場合も多い。
株価上昇による踏み上げ、提携、上方修正などを考えるだろう。
最近増えている、TOBが非常に怖いと考えています。現在の株価の2倍でTOBということになると空売りの場合はほぼ即死。
TOBの価格まで買い戻すタイミングがないのです。
一般の踏み上げなどの場合は買い戻すタイミングが少なからずある場合がほとんどですが、TOBの場合はない。
それだけ、損失が拡大するのです。
私は今まで株式投資をしてきて、TOBで儲けたというのが数回ありますが、その時空売りをしていた人、空売り機関はというと結構なダメージだったはずです。
デイトレーダーの場合、空売りを持ち越しいなければ、引け後での発表なら問題なく処理できる場合もあるだろう。
もし、持ち越していたら、数日間値がつかずに、その間に追証が膨らみます。そして強制決済で、アウトです。
そんなことを知らない人は「空売りで儲ける」とかいうのです。
空売りで儲けるならそっと、やればいいのです。
そのリスクを考えない人は何十年と株式投資をしていると凄い損失を出して、死にそうになる、自己破産するということになるでしょう。
でも、それも人生です。楽しいと思ってやっているのだからそれはそれでいい。
上記のTOBで上場廃止にする場合も多くあり、結構面倒であること、そしてそんなことが増えていることを覚えておくといいでしょう。
※空売り機関はそんなことは知っているので、「MBOも選択肢にある」と経営者が言えば、そんなに簡単に必要以上に空売れないのです。ちょっと前にソフトバンクでそんな話なかった??