10日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株平均株価の終値は前日比1201・43ドル高の33715・37ドル。
8月中旬以来、約3か月ぶりの高値となった。
ナスダック店頭市場の総合指数の終値は760・97ポイント高の11114・15。
10日に発表になった消費者物価指数の上昇率が7.7%で市場予想を下回ったためです。市場予想は7.9%でした。
インフレが和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースが減速するとの期待からの買い戻し。
ただ、まだ中間選挙の結果が出ていないため、政治の不透明感は残っています。
下院は共和党が過半数は堅いでしょう。上院はまだ、全くわかりません。
どちらにしても、ある程度のバランスで政策が遂行されていくということになります。言い換えると、政策によっては停滞が生じるということだ。
この株価上昇の中、昨日、10日に発表になった日本エレクトロニクスの通期下方修正をどう評価するのか?というのが注目だ。
それによって、日経平均は変わってくるかもしれません。
全体としては強いとはおもいます。
一方、為替は1ドル141円台で推移していました。
大幅な円高です。これは、日銀や財務省は予想していた通りと思っているでしょう。私もそう思っています。
多くの方が、もっともっと円安と言っている時が転換点であるということだ。
そして、実務的には、数回の為替介入は時間稼ぎなのは明らかで、それは、アメリカの景気指標が弱くなってくると円安が止まると踏んでの話です。
日銀の黒田総裁の後継を考えた為替介入だったと私は推測しているので、下地はできたのではないでしょうか?
後は資産圧縮、金利をニュートラルにどういう手順で進めるのか?ということだ。
円安について金利差ばかりではことをもう少し注意する必要なのだろう。(確かに今日はアメリカの長期金利は下がっていますが・・・)