TODAY'S
 
【気づき】
ブランディングに心動かされ

 

本日は前職の仲間と数年ぶりにリアルで会いました。

早く着いたので、東京駅地下街のカフェに入ると、

スーツケースを転がす人々とともに東京駅のアナウンスが流れてきます。

 

 

中年男性の声「かあぢゃん、今年は帰るかんな」

おばあさんの声「〇〇(訛が聞き取れず)寒いから、あったかぐして帰ってくんだよ。あんたの好物づぐって、みんなで待ってるかんね」

 

若い女性の声「東京駅は皆様の会いたいを応援します」

 

(ごめんなさい、会話パートはうろ覚え!)

 

 

ぅうっ、不覚にもウルっと。

こんなに大きくなった息子の好物を作って待ってる母が、

自分の母に重なってしまって。

 

中年になった息子は、

東京で美味しいオシャレなものを沢山覚えたかもしれなくて。

 

それでも母は、

昔家にいた頃の息子の好物を覚えていて、

未だにそれを食べきれない位作って待ってるんだろうな。

 

そんな息子も、

懐かしい味が恋しくなる東京での辛い夜もあるんだろうな。

 

今まさに、

人々の気持ちを乗せて走る新幹線が走り出しているんだろうな。

 

・・・と心揺さぶられ、実家近くに住む私は今、思わずブログを書いてます。

 

 

東京駅、やるな!

たったこれだけのアナウンスで、行動変容を促すなんて!

 

こんな短いストーリーなのに、東京駅の「本質」を表していますよね。

長距離電車の始発終着駅、多くの人が移動のために使う駅。

ここで終わらずに、人間の心に着眼して「それはどういうことか?」という本質を掴み、端的な言葉を選ぶ。

 

個人起業のブランディングも、この深さまで掘って初めて「誰かに届く」のでしょうねぇ~。

 

それにしても、年の瀬にあったかい気持ちになりました。

ありがとう東京駅!