【想い】
~子供がいない大人がつなぐ
次世代へのバトン~
起業塾で、自分の深掘りをしていくと、昔のことをよく考えるようになります。
私が通った中学と高校は、思春期を「自立した大人になるための準備期間」と捉え、
「個の確立」と「思考の確立」を促す校風でした。
校長の朝礼では、よく「自分探しの旅の最中ですよ」という話があり、
教師も「自分の頭で考えられる人間になれ」と言う人が多かったように思います。
私は倫理の時間が大好きで、
「物事は水に浮かんだボールと思え。
パッと見ると濡れていない部分しか見えないから、乾いたボールに見えるけど、
本当は半分は水に濡れているボールなんだ。」
などなど、今でも人生の指針になった言葉を沢山もらいました。
中高時代に受けた影響はあるんだろうなぁ~と思って、
久しぶりに学校のHP見てみたら、ビックリ!
なんと!
今、私が「これが私の価値観です」と言っている内容とほぼ同じことが、
「創立者の言葉の解説」として掲載されていました。
まさか、こんなに影響を受けていたなんて・・・驚きです。
こうしてみると、親子かどうかは関係はなく、
大人が子供にこれだけの影響を与える事ってあるんだな・・・と実感します。
私は、自分に子供がいないことで、次世代へどうバトンをつなげばいいのか、
わからなくなってしまいました。
けれど、出会った教師達、もっと言ってしまえば、
会ったこともない創立者の影響をこれだけ受けていたことを実感すると、
「親子かどうかを超えてつながるバトン」って確実にあるんだな~と。
私が無理なく出来ることは、きっと自分の得意なことだから。
私は「言語化する力」を誰かの役に立てることで、
バトンをつないでいけたなら・・・と改めて強く想いました。
それに、「言語化する力」は、子供にとっても大人にとっても、
「人生を助けるツール」だと思っているので・・・。