今回のフライトでは、グライダー人生20年で初めての経験をしました。
それは・・・
オシッコ
です。
と言っても、お漏らしではありません。
グライダーで5時間も飛べばトイレにも行きたくなります。
ただ、グライダーにトイレはついていません。
多くのパイロットは成人用オムツを使っていますが、今回は秘密兵器を使用しました。
それは、「ピーチューブ」です。
上の写真がピーチューブですが、操縦席の股の間についていて、操縦中にもオシッコができます。(男子限定)
実は、これも今回のトレーニングでやりたかった項目のひとつです。
前日もトライしたのですが、理性が邪魔してまったく出ず、下ばかり見ていたので、そのうち気持ち悪くなってきて断念しました。
今回は、うまくいって安心して長時間フライトを続けました。
途中でASH25という我々が乗っているNimbus4DMとおなじ二人乗りの高性能グライダーに出会い、写真をとりました。
実は、このパイロットは、アレキサンダーシュライハー
というASH25を製造している会社の営業マンで、このあとYさんにASH25の後継機ASH30の売込みをしていました。
この日は、条件的には7時間以上飛べる日だったのですが、集中力が切れたのと気持ち悪くなったのとで5時間でおりました。
機体がいつも乗っている機体の2倍の翼幅で操縦に神経を使うのと、いろんなGがかかるのにまだ体が慣れていないのとがあるようです。あと、余分な力が入っていて手足が筋肉痛です。
フライトは、高度700m~1500mの間を上がったり、下がったりするのですが、速度80km/hから170km/hまで増速したり減速したり、急旋回に入れたりとジェットコースターに5時間乗り続けているような状態なので、それなりに体力を消耗します。
しかも、その状態で気象の変化や上昇気流の分布、必要高度などをフル回転で考えなくてはならず、集中力を持続するのも大変です。
今日は3日目で体も出来上がりつつあるので、7時間フライトにチャレンジしようと思います。