上昇気流は上から見ると下記の図のように同心円状になっていて、中心(コア)の方がより上昇気流が強いという構造になっています。


空飛ぶ企業再生士松田淳の企業再生ブログ-thermal

この上昇気流に入るとき、円に対して直角に入ると真下から持ち上げられるような力を感じます。斜めに入ると上昇気流の強い方の翼が持ち上げられます。


そして、コアに近いほど持ち上げられる力が強く、離れているときは翼をほんの少ししか持ち上げられる感覚を感じません。


そのため、操縦桿を軽くにぎり、神経を研ぎ澄まして機体の動きの変化に集中し気流の動きを感じます。そしてグライダーの翼を持ち上げられた感覚を感じれば、持ち上げられた翼の方向に機首を少しだけ向けます。


その判断が正しければ、そのまま直線していくと、さらに持ち上げられる力が強くなっていきます。すると機首を向ける角度を大きくしていきます。

これを繰り返していくと上昇気流のコアに突き当たります。

もし、機首の方向を変えても持ち上げられる力が強くならなければ他の方向を探します。


これは、ビジネスでもおなじです。

神経を研ぎ澄まして機体の変化から気流の動きを感じるのは、ビジネスで顧客のニーズや世の中の流れを感じるのとおなじです。

ビジネスをしていると、「これは売れるんじゃないかな?」という感覚を感じることがあります。するとそれを試してみます。それですぐに売れることはないのですが、その行動をしたことによって売れるヒントをつかむことができます。そのヒントを試すことを繰り返していけば、3回くらい改善したところで、新しい売り方や顧客が見つかります。


私は、企業再生をする中で、今までの顧客に今までとおなじ売り方をしていたのではジリ貧というケースで、これをやりました。

新しいことをやってヒントをつかんで、段々と新しい売り方を見つけたり、新しい顧客に近づいていったりするとき、まさに上昇気流のコアに近づいていく感覚を感じます。


その感覚は、言葉ではなかなか言い尽くせない、ワクワクとしてまさにエクスタシーの限界といった感じです。


これだから、グライダーもビジネスもやめられないですね。



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いかがだったでしょうか。

何かの気づきになれば幸いです。


明日は、上昇気流のつかみ方をさらに詳しくお話します。


最後までお読みいただきありがとうございます。
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