昨日【小学校1年生にもできる再発防止の仕組み化】 で、息子が朝遅刻しないように
「あした おこしてね はやおきしてね」
と書いたメモを書き残した話をしました。
これは、失敗の再発防止策ですが、業界では「ポカよけ」と言います。
意味は、読んでそのままで、「ポカをよける」ということです。
問題が発生したときに、その原因が担当者の「うっかりミス」というケースがあります。
このうっかりミスの対策として、「うっかりするな」と決めても効果はありません。
人間のやることですから、必ずミスはあります。
このうっかりミスを起こさない仕組みが「ポカよけ」です。
この「ポカよけ」は企業再生の現場でよく使われますが、日常生活でも使えます。
私自身、うっかりミスが多いので、日常生活に「ポカよけ」は必需品です。
たとえば、会社のセキュリティーカード。
以前は、首からかけて会社へ行っていました。
ところが、セキュリティーカードを自宅の机の上に置いていて、「出るときに首にかけて行こう」と思っていたら、うっかり忘れてしまいました。
会社に着く直前に気づいたのですが、時すでに遅し。
守衛さんに言って仮のセキュリティーカードをもらうことにしました。
仮のセキュリティーカードをもらうには、用紙に名前や部署名を記入するのですが、その中に社員ナンバーを記入しなければなりません。
ところが、私はその会社から業務委託を受けている関係で、社員番号はありません。そのことを守衛さんに分かってもらうまで20分以上かかりました。
さらに、その仮カードで自分の部署へ入るための登録に30分かかり、仕事を開始できたのは、1時間近く経ってからでした。
ハッキリ言って、家に取りに帰った方が早かったです。
そんなポカを避けるために、ポカよけを考えました。
それは、仕事が終わって帰るとき、セキュリティーカードをすぐにかばんに入れるようにします。
会社には、必ずそのかばんを持っていくので、セキュリティーカードも必然的に持っていくことになります。
セキュリティーカードをかばんに入れておく+かばんは毎日持っていく
=セキュリティーカードを毎日持っていく
となります。
他にもカギを忘れないように、携帯ストラップに家のカギをつけています。
これも
カギを携帯につける+いつも携帯電話を持って出かける=いつもカギを持って出かける
となります。
以上、日常生活に使える企業再生のワザ ポカよけについてお話しました。