2009年の目標であるトライアスロン出場について、連続して書いています。
今日から読まれる方は、下記を先に読むと分かりやすいです。
私が、命がけのトライアスロンで気づいた二つ目の学びは、
「準備万端整うまでスタートを引き延ばさない」
ということです。
想像してみて下さい。
100m泳いだだけで、ゼーゼー、ハーハーもう泳げないくらい息苦しく、まったく上達しない状況が続くと、
「これで、750m泳ぎきるのは相当難しいな」
「もう少し、練習して泳げるようになってから出場した方がいいんじゃないかな」
「ちょっと日程的にムリがあったかな」
なんて考えるのではないでしょうか。
実は、私もそう考えていました。
スイムのプレイベートレッスンを受けていたのですが、コーチも
「なかなか、きびしいですね」
と言うので
私は、
「大会棄権した方がいいですかね?」
と聞きました。(正直、かなり悩んでいたので)
すると、コーチは、聞こえない素振りです。
本当に死ぬのであれば、「やめといた方がいいよ」と言うでしょう。
それがないということは、死ぬことはないのだろう。
私は考えました。
「出場して、失うものは?・・・何もない」
「出場して、得られるものは?・・・いろいろありそう」
「棄権して得られるものは?・・・何もない」
「棄権して失うものは?・・・エントリー料1万円」
「ということは、経済合理性からすると出場する方がいいな」
もし、出場して失うものが命だったら考えますが、世の中命までとられることはそうそうありません。(あれば問題になっています。)
実は、この考え方は私が初めての再生企業でなかなか業績が改善せず、開き直ってまったく新しいことをやってうまくいったときの心境とおなじです。
そのときも、「命までとられることはないんだし、やれるだけやろう」と開き直ったらうまくいきました。
準備万端整えてスタートするのは大事なことです。
しかし、スタートの期日までに準備が整わなかったらどうするか?
そのときは、腹をくくってチャレンジすることです。
準備万端整うまでスタートを引き延ばしていると、いつまで経ってもスタートすることはできません。
ところで、トライアスロンに出場して得られたものは?
確かにいろいろありました。
その中で一番は、ゴールしたときのすがすがしい気持ちよさでした。
言葉で書くと簡単ですが、経験すると最高です。
最近、グライダー以外にも、ヨット、マラソン、登山、スキー、自転車、水泳、スカイダイビング、筋トレなどいろんなことにチャレンジしてますが、それぞれに愛好家がいるように、どれもおもしろいですね。
グライダーほどに極めることはできないと思いますが、これからもいろいろチャレンジしていきたいと思います。
私が、命がけのトライアスロンで学んだ二つ目
「準備万端整うまでスタートを引き延ばさない」
についてお話しました。
明日は、命がけのトライアスロンで気づいた三つ目の学びについてお話します。