麻痺を発症してから、1年が過ぎた。



そして東大病院の日。



もうすっかり慣れた道のりをダラダラと歩く。





受付もスマートに出来るし、デフォルトで入っている筋電図検査にも驚かなくなった。





今回は1年を経過したので、ボトックスの相談をして話を聞こうと思っていた。




顔の状態の自覚としては、特段変化はない。



麻痺側の厚みが以前よりかはマシになったような気がするが。



口のイーは相変わらず微々たる動きのみだが、

黙っているよりも何かしら動かしている方が楽になるので、

診察前に手で揉みほぐしまくって挑んだ。




そしていつもの柳原法テスト。




いつもの辛口男性医師。





今日は「うんうん」頷き、なんと22点をつけてくれた。



おぉ…半分超えたー涙



かなり厳しく見て、22点と言っていた。



実際に、その後訪れたリハビリ科の甘口男性医師(初対面)は28点をつけてくれたのだ。



そんな点数言われちゃうと、ほぼ30点じゃないの!と思っちゃうじゃないの。



喜んじゃう。







………まさか、あの鍼の串刺し!?


効果を発揮か!?






【歴戦まとめ】

①発症1日目・近所の耳鼻科  優しい女医

12点


②発症1ヶ月目・東大病院  早口女医A

10点前後?(ハッキリ言わなかった)


③発症3ヶ月目・東大病院  辛口男性医B

8点


④発症6ヶ月目・東大病院  辛口男性医B

8点


⑤発症9ヶ月目・東大病院  辛口男性医B

16点                             

18点(リハビリ女医)  


⑥発症1年目・東大病院  辛口男性医B

22点                              ←New

28点(リハビリ男医)   ←New



半年まで一桁で、その後右肩上がりなのだ。



辛口男性医師は、「結果論で申し訳ないけれど…」と前置きをして



「自分としては、正直1年経っても10点半ばだろうと予測していた」



と話した。



励ましながら心の奥では、そんな事を思っていたのか。




この回復具合だと、ボトックスはもう少し様子見をしても良いかもしれない、と言う。



確かにいつでも出来るしな…





1年経った今、私が気になっている症状は大まかに3つある。


症状によって緩和する外来が異なるようだ。



①歯を出して笑えない

⇒形成外科で相談


②ウーオーと、口をすぼめた時に起こる

下まぶたのピクピク(共同運動)

⇒顔面神経外来でボトックス適用


③眉毛と目の非対称

⇒形成外科で相談


と、なるようだ。




今後の治療に関しても、3つ提案された。



1つ目

・もう少し自己回復(様子見)


2つ目

・先にボトックスを試しつつ、形成外科も視野に入れていく


3つ目

・形成外科でまず話を聞いてみて、やらなければボトックスを検討




…………悩む。





悩んで私は、まず形成外科にも足を運んでみる事にした。




ちゃんと自分の耳で、どんな事が出来るのか確認してこようと。




そしてボトックスは、目の下(まぶた)には入れてみたいとは思う。



ウーとした時に、下まぶたがプルプル震えて力が入ってしまうから。



かと言っても自己回復もまだまだ捨てたもんじゃない。



なので、とりあえずは形成外科で話を聞いてみてそこで何か出来るものがあればチャレンジ。


なさそうなら、一旦もう3ヶ月位

少し自己回復を信じてみる。


で、ボトックスのお試し。



にしようかと何となく流れをイメージした。





そして


なんと次の日に形成外科の予約がとれてしまったので、連続で東大病院へ足へ運ぶ事とした。



仕事は半休取りまくりだ。




形成外科の事は、また別の記事にしようと思う。