黒川弘務検事長が七赤金星生まれだそうだ。

私を応援してくださる方から「今月の占い当たってますね」と教えていただいた。

今月の七赤の運勢には

「金銭問題や異性問題で家庭内にトラブル発生か。或いは、趣味や遊びに想定外の出費をしてしまいそう。トラブルの場合は刃傷沙汰に発展する可能性もあり、仕事にも支障が出る。吉神の加護があり、それらは多少は緩和されるが。」

と書いた。

新聞記者との賭け麻雀が発覚して(つまり金銭問題でトラブルが発生し、仕事に支障が出て)、辞任したが、(吉神の加護があり)訓告という非常に軽い処分で済み、退職金も満額出るそうである。

こういう場合に「吉神の加護はないやろ」と憤慨したいところだ。

しかし残念ながら吉神の加護がはたらいてしまった。気学の盤は嘘をつかない。

過去、漫画家の蛭子能収さんやプロ野球の東尾修さんらが、賭け麻雀の発覚でかなり長い期間に亘って活動の自粛を余儀なくされ、社会問題にもなったと記憶するが、「今回の黒川さんとどこが違うのか、全く同じではないか」と言いたい。同じように思っておられる方々も多いだろう。

 

これまで黒川検事長が不起訴にした事件(ネットで検索)

小渕優子元経産相「政治資金規正法違反・ドリル問題」

松島みどり元法相「うちわ選挙区配付問題」

甘利明元経済再生担当相「UR都市開発機構への口利き疑惑」

下村博文元文科相「加計学園パーティー券200万円不記載」

佐川宣寿国税庁長官以下37名「森友学園での公文書改ざん問題」

 

次には、河井元法相夫妻の疑惑も不起訴にしてもらおうとしていたのは見え見えだった。

 

森法務大臣は、最初は「内閣の判断で訓告と決め、私がそれを法務省に伝えた」と(正直に)言っていたが、安倍首相が「法務省と検事総長の判断で決めたもので、私は関わっていない」旨の答弁をしたら、途端に、森法務大臣は安倍首相のそれに合わせるように答弁を変えてしまった。

そのときの森法務大臣の困った顔を見ていると、『安倍首相が「訓告でよい」とお決めになったのに、また発言を翻したため、森さんはその辻褄合わせに大変なんだな』と大多数の国民は考えたと思いますよ。

平気で嘘をつかれる方。その嘘のために、周囲にいる大臣や官僚たちは、どれくらい大変な思いをされているか。

どなたも、「えー!訓告でいいんじゃないの…って総理がおっしゃたじゃないですかー」とはおっしゃらない。

そこに正義はないのか。

 

すでに皆さまご存知でしょう。

(黒川検事長を検事総長にするために画策した)国家公務員の定年延長の審議は、国民の大きな反対に遭って「次回の通常国会に先延ばしにする」と断言していたのに、黒川さんが辞任すると、「彼には失望した、定年延長案は廃案にする」と発表。

安倍首相は「定年延長は黒川検事長のためにするものではない」旨の答弁をしていたのだから、「別に廃案にしなくても良かったのに」と痛烈な皮肉を込めて言いたい。

 

そもそも、国民がコロナ禍で大変な思いをしている、そのどさくさに紛れて「早急な憲法改正の必要性」を述べたり、今回の「定年延長」の審議を積極的に進めようとするなど、われわれ庶民の感覚とは大きくずれていることは明らかである

それよりも、給付金や保証金の申請手続きの簡素化を、もし安倍首相が、スピード感をもって関係省庁や地方自治体に指示していたら、どれだけ多くの方々の生活が守られただろうか。

申請件数と不備で給付までたどり着かない件数に恐ろしく乖離がある。

その情報は政府も知っていると思う。ならば、政府は更なる簡略化を指示されれば良かった。

莫大な費用や労力をかけてマスクを配るよりも、はるかに好感度は増し、支持率も上昇したと思う。

こんな状況で推移すると、わが国経済も疲弊し、また世界の感染状況をも鑑みて、オリンピックは中止となってしまう可能性がますます高まってしまう。

 

盤から、昨年はアニメに携わる方々が亡くなり、今年は老人が多く亡くなり、来年は多くの若者が亡くなると読んでいる。

米中の対立は激化している。つまらぬことが引き金となって、両者の武力衝突が起こらないように願いたい。

 

ともかくわが国の経済を立て直さねばならない。

今からでも決して遅くない。申請手続きの簡素化と迅速な給付(振込)の促進を、安倍首相に推し進めていただきたいと強く思う。