今日もお読みいただき、ありがとうございます。
気学では、「方位をとる」という行為で、運気を高め、運命を改善して、人生をより良いものとしていくことを目指しております。
そこで今日は、来年の年盤を元に、フジトの方位の考え方といいますか捉え方について述べさせていただきたいと思います。
七 |
三 |
五 |
六 |
八 |
一 |
二 |
四 |
九 |
上の盤は、来年の立春以降の年盤です。即席で作りましたので見難いのはご容赦くださいね。
北が下で、南が上、東西も逆になっています。北は四緑木星で、南は三碧木星、東は六白金星、西は一白水星という表し方になっています。
最初に、どこを中心に方位をとるかといいますと、自分の住んでいる家です。もっと正確に申し上げますと、ご自分の寝ている場所です。その場所を中心に様々な方位の現象があるとご理解ください。
上の盤の中で、先ず、一白から九紫までのどの星の人もとれない方位を示しましょう。消去法です。とれない方位といいますのは、万人に悪影響を及ぼす凶方位という意味です。
先ず、五黄土星の位置する方位を五黄殺といいますが、(上の表では右上に「五」と書いているところに五黄土星があるという風に捉えていただきたいのですが)その座する方位である「南西」、次にその正反対の位置(南西から中心の八白を通って反対側)ですので「北東」、表の左下の二黒土星の座する位置を暗剣殺といいます。
もう一つは、歳破(サイハ)と呼ばれる星(歳破殺という場合もあります)がついている方位なのですが、たまたま来年は、五黄土星に歳破(殺)がついていますので、五黄殺と同じ「南西」の方位が歳破ということになります。
ですから「北東」と「南西」は、来年は、万人がとれません。
次に星同士の相性があります。
木⇒火⇒土⇒金⇒水(⇒木)
この並びの「隣同士」は相性がよく、一つ飛ばしや二つ飛ばしは相性が悪いです。
つまり、木と火は隣り合っているので相性がよいですが、木と土や、木と金はよくありません。また水と木も相性はよいです。
同様に火と土はよいですが、火と金や、火と水はよくありません。
ここまでよろしいですか?
木・火・土・金・水をそれぞれを星に置き換えますと、
木:三碧・四緑
火:九紫
土:二黒・五黄・八白
金:六白・七赤
水:一白
となります。
一白水星ならば、木と金との相性がよいので、三碧と四緑、六白と七赤の方位がよい方位となりますが、ここでもう二つの悪い方位の存在が出てきます。これは(万人ではなく)星ごとに出てくる悪い方位です。星ごとに方位が違います。
一白水星でしたら、一白水星が座する方位と、その正反対の方位です。
前者を本命殺といい、後者を本命的殺といいます。
上の盤でいいますと、一白の座する「西」と、その正反対の「東」の六白が、一白にとっては悪い方位となります。
ところで、先程、六白はよいと書いたではないか、とご指摘を受けるかも知れませんね。
六白自体は確かに一白とは相性がよいのですが、上の盤のように一白の正反対の位置に座する場合には、残念ながら凶(本命的殺)となります。
従って、来年の一白水星の吉方位は、三碧の座する「南」と四緑の座する「北」、七赤の座する「東南」の3つの方位ということになります。(東は除かれます)
一白水星の吉方位:北・南・東南
生まれ歳が一白水星の人は、来年はこれ以外に良い方位はありません。月によって、東が良くなったり西が良くなったりは決していたしません。起こるのは、逆に、毎月の月盤の動きによって、この北・南・東南の内、どこかの方位に月盤の相性の悪い方位が同会(重なる)する場合(或いは、稀に月破が同会する場合)に、その方位がとれなくなる(凶方位となる)ということです。
一白にとって、東南は吉方位ですが、例えば、月盤の東南に、一白水星と相性の悪い九紫火星が回座した月は、いくら年盤での吉方位だといっても、九紫の悪い影響を受けますので、とれません。
知らずに旅行をするなどして誤ってとってしまった場合は、九紫の剋気である「法律違反を(二度)犯す」とか「目上の人から(二度)叱られる」とか、「喧嘩して別れる」、「会社を辞める」「火傷や、すり傷をする」「頭痛や血圧が悪化する」等の凶現象が出てしまう可能性があります。
五黄殺・暗剣殺・歳破(殺)・本命殺・本命敵殺。それぞれに意味があって凶現象も違いますが、それ以外にも、剋気(凶方位)を犯すだけでも、そのようによろしくない現象が出てしまうものなのです。
逆に申しますと、吉方位をとれた場合の吉作用は素晴らしいということですね。
(字数がオーバーしました。続きます。)