9紫火気の「光」と1白水気の「闇」

なんだこのタイトルは?とおもいますよね。

最後まで読んでいただければ、なんとなくわかるとおもいます(苦笑)

 

昨今、24時間営業のコンビニの必要性について是非が問われるていますが、私個人的な意見からすると、べつに24時間営業なんて求めていないので、絶対に必要だとおもっていません。

オープンしている時間帯にコンビニに行けばいいだけのことです。それを全体に習慣付ければ人は順応していくものです。順応していけば24時間営業などしなくても、利益の差は出ないはずです。

 

しかし、企業というものはお客様主義などと歯の浮くような言葉を掲げながら利益を追求するものです。24時間営業がお客様のためになると、偏ったものの考えでサービス精神を見せつけて、建前ではお客様主義、本音は利益追求主義というものです。コンビニに限らずこのような過剰なサービスは、かえって人を我儘にさせてしまい、この我儘が自分の気に根付けば、人間関係や家族関係などに至るまで自分の我儘を通すようになり、それが傲慢さとなり、挙句の果てには暴力的、攻撃的な気を生じてさせてしまうことにも繋がるものだと私はおもうのです。

 

利を得るということは害も必ず発生させるものです。その利が多大であればあるほど害も大きく膨れ上がるものです。それがこの世の真理であり陰陽であります。

利を求めれば必ず害は付いてきます。食すれば排便するように、美を求めれば汚れが生じるように、全ての物事は良いことと悪いことが一対しているものです。

しかし、人はなかなかその害や汚れを直視しようとしません。避けて押さえつけて蓋をしようとして陰陽一対の真理から逆らおうとします。私もそんな人間の一人であります。

逆らえば逆らうほど大きな矛盾や歪みが生じてくると分かっていても、なかなか受け入れられないのが人の弱さです。その弱さが自然さえも崩壊させているのでしょう。私も自然を崩壊させている人間の一人でしょう。

利益追求の成れの果てが精神の崩壊だということに気づいていても、このような状態を是正できないのも、こような偏った利の追求と心の弱さがあるからでしょう。

それを修正是正しようとしたときには既に手遅れ状態になって、得た利も散財して崩壊して、結局なにも得ずに無に化してしまうということです。これもまた土用や五黄の真理なのかもしれません。

 

9紫火気は「光」であり、1白水気は「闇」です。光は闇が存在するから輝きを放つことができ、闇もまた光によって存在できるものです。万物もまたこの光と闇によって存在できているものす。

光は、闇を照らし万物の姿形を明らかにし善悪の区別を裁きます。闇に包まれていれば、善も悪も判断できず無の状態で、互いに交わることも争うこともありませんが、ひとたび光に照らされ互いの姿形が認識されれば、生命は生き抜くために互いが敵であるか味方であるかを本能的、直感的に区別し判断します。味方であれば交わり融合し、敵であれば争い離れていきます。

 

光は闇にある道(真実)を照らし、安全を導く一方で、争いも引き起こす根源ともなります。現代社会は人工的な光に包まれ昼夜関係なく活動できますが、その分、人は昼夜戦い続け、競争闘争が絶えないとも言えます。

戦い続ければ衰弱し精神が崩壊していくだけです。故に活動を止める「闇」は必要なのです。光と闇は一対であって、闇を人工的に消し去れば力を消費させるだけです。(人生とは屈伸すること

 

人も自然の流れに逆らわず、光(陽)と闇(陰)に身を委ねながら寝起きして生きることが大切なのだとおもいます。

24時間活動できる環境は便利ではありますが、闇に従わず眠らせない世界を構築することは、人を攻撃的にさせ、1白水気の「情愛」を奪い去ってしまうだけです。

光と闇に身を委ねることができる環境を取り戻せれば、少しは優しい世の中になるのかもしれませんね。