有機ELテレビは韓国勢が先行しているそうだ。
元は日本勢が進んでいたんだろうけど、製品化では負けているようだ。

繊維、衣服 等と同じように家電製品は既に負けてしまったようだ。
次は自動車が危ないかもしれない。


なぜ負けてしまうのか。

労働集約型の産業は人件費で負けてしまった。
家電製品はアナログからデジタル化してしまったことにより、労働集約型産業化してしまったから。
キーワードはアナログからデジタルだと思う。


アナログの場合、長年かけて、腕を磨かなくてはならないけど、
デジタルは、誰がやっても同じなので、人件費で決まってしまう。

日本では終身雇用の元、長年かけて技を磨きプロの集団になった。
海外では短期間での転職が当たり前でプロの集団ができなかった。

つまり、終身雇用に支えられて、長年かけて技を磨き
プロの集団になった日本の会社が作り出す製品が世界を席巻した。


ところがデジタル化により技が必要なくなり、
また、終身雇用が崩れてきてしまい、プロの集団が維持できなくなってしまった。

ということで、日本の強みが薄れてしまったんだろうと思う。


自動車もEV化がもっと進むと、パソコンと同じように
ボディと電池とモーターを組み合わせたら誰でもできるような
デジタル製品になってしまうのかもしれない。
もう既になっているのかもしれないけどね。


日本の強みは、終身雇用とプロの集団で作られたんだと思うけどな。
長年かけてプロになった、日本のベテランが沢山サムスンに雇われているのも有名だものね。