年が明けてから、ますますユーロ圏の動きが騒がしい。
98円を割ったり、ハンガリー(ユーロではないけど)債がジャンクボンドになったり。
次は何が起こるのか?と 言っているうちは、まだまだ騒ぎは収まらない。
ユーロ危機も結局はリーマンショック(サブプライムローン問題)と同じ構造なのでリーマンショックの時と同じように、全容が解明されるまで続くと思う。
【同じ構造とは】
1.リーマンショック
①主要因 : サブプライムローン問題
②それは : 本来借金返済できない可能性の高い低格付け債権を証券化し、
高格付け債権と混ぜて分からなくして、
全部高格付けですよと販売した。
③発覚 : ジャンクボンド分を混ぜて売ったことが分かり、バブルがはじけた。
④回復は : 誰がどれだけババを持っているか、誰が損を被るかを
ハッキリするまで信用収縮し、
それから立ち直り始めた。
2.ユーロ危機
①主要因 : ギリシャ国債など、本来は低格付け債権問題
②それは : 本来高金利でなければ借金できない低格付け国の国債を
ユーロの名の元に、(ドイツやフランスと同じように)
高格付けですよと販売した。
③発覚 : 本来は低格付け国債であることが分かり、バブルがはじけた。
④回復は : 誰がどれだけ、ババを持っているか、誰が損を被るかを
ハッキリするまで信用収縮する。
立ち直りはそれからだ。
【バブルとは】
バブルとは本来の価値で無いものを、
高い価値があるとみんなが騒いでいる状態。
やがて本来の価値が無いと分かってはじける。
誰がどれだけババを持っているか、誰が損を被るかを
ハッキリするまで収縮し、それから立ち直る。
なんとなく、ねずみ講と似ている気がする。
誰かが仕組みを発明し、徐々に拡大し、やがてはじける。
初期の人が儲けて、後からの人が損をする。
そして、忘れたころ、また、どこかでバブルが起こる(起こす人がいる)。
ねずみ講は参加していない人には影響ないけど、
経済バブルは参加していない人にも影響するから困るよね。