赤川次郎先生の、お得意ミステリーじゃない小説
でもどこかSFチック。
ちょびっとホラー。
一言でいうとこの本は、「人間が死者とバスターミナルで再会する物語」
なんだけど、
「生きるとは何なのかを綴った物語」
とも言えるのでは無いかと私は思う。
生者と死者の大きな違いは「未来」の有無である。(命は輪廻すると仮定すると、死者にも未来はあるのかもしれないが…)
生きるってどういうことなのか。
男女が恋をし、欲情に身を任せることもあれば、愛という名の理性で自を犠牲にする経験もあるかもしれない。そして自ら死を選び、終わらせる選択も…
何が起こるか分からない世界から私たちは何かを受けとって、自ら選択をしていく。
それが未来を生きるということなのかもしれない。
赤川先生の作品って、登場人物みんなにそれぞれストーリーがあって、それぞれメッセージを発信している。
そしてそれは全てが生きることに繋がっているような気がした。
時間って、無限では無いんだなぁ。
以上、お粗末様でした。