思えば、私が本を読む習慣がついたのは叔母の影響から始まる。
私はあまり自分から本を手当たり次第読んだりしない。時々あるけど。
でも前は自分が気にいるものを読んでいて、人から薦められたものは嫌だった。
母から無理矢理アンデルセンや読めと言われ、終いには本が好きな叔母に読書感想文を書けと言われて泣く泣くやっていた。
そこで小1ながら読書感想文の書き方の一つ「相手の立場になって、自分はどう思うかを描く」というワザを覚えた笑
そんな昔の話は置いといて、
私を本好き(?)にさせた第一人者(?)の叔母から薦められた小説
キリスト教が揶揄された明治時代。
士族に生まれた主人公は、産まれて間も無くキリシチャンの母と離れて過ごしていたが、祖母の死をきっかけにまた一緒に暮らし始める。
最初は拒絶していたものの、身内の環境の徒らに我が身も信仰に捧ぐようになり、最後は自らの命を犠牲にして多くの乗客の命を救う。
以上簡単なあらすじです。
以下感想。
私は「午前0時の忘れもの」で生きるも死ぬも選択と権利があることを知った。
では、私にとっての生き方や死に方ってなんだろう。
そんなことを丁度考えていた時にこの本に出会って、主人公のあまりに純真で愛情深い生き方や信念に、多くの応えを貰った気がする。
今は、多くの利便性と情報が氾濫している。
その中で生き抜くのは、非常に身を固めてなければいけない時が多いのではと感じてしまう。
心がガラスのように一見強いようで脆く、壊されやすいような人は多いと思う。
この時代だからこそ、貶されても尚与えん心、身を犠牲にする姿勢ということを再評価してもいいのではないかと感じた小説だった。