さっきテレビで
ピアニスト「リスト」の特番を見た。
リストと言えば「愛の夢」。
私は６歳から１０年くらい
ピアノを習っていた。
ピアノの練習は嫌いだった。
だから、
練習はレッスンの直前に慌ててやるか
週に一回程度だった。
ただ、新しい曲になる度に
弾いてくれる先生のお手本を聴くのが
大好きだった。
だから続いたのかもしれない。
小学校４年生くらいだったかな。
いつものように
先生が新しい課題曲として
リストの愛の夢を弾いてくれた。
なんて綺麗な曲なんだろうと感動した
そしてどんな人が作ったんだろうと
リストについて調べた
そして弾けるようになりたいと
毎日何度も弾いた
弾いてみると、とても簡単で
とてもシンプルだった。
でも充分に美しい完璧な曲に思えた。
子供ながらに初めて
ピアノで感情を表現できる事を知った。
涙や感情が溢れて零れそうな
そんなピアノを初めて弾いた。
ずっと弾いていたいと思ったけど
毎日何度も弾いたせいで
次の週には愛の夢を卒業しようと
先生に言われた。
でも初めて先生に
もっと弾いていたいと言った。
先生は許してくれた。
未だに時々この曲を
無性に弾きたくなって弾く。
そんな、私にとって
特別な曲なんです。
今日見たテレビによると
リストはクラシックピアニスト
と言うよりキーボーディストみたいな
私好みの人でした。
なんだかすごく
納得しました。
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