「あなたに届けたい絵本選んで読みます」開催レポ④ | 堺市の絵本セラピスト★Chieの「気づき幸房」

堺市の絵本セラピスト★Chieの「気づき幸房」

大人になってから読む絵本には、たくさんの「気づき」があります。
あなたも絵本を通して、本当の自分や、押し込めていた感情に
気づいてみませんか?




こんにちは!


絵本セラピスト®️の河合千恵です!





「あなたに届けたい絵本選んで読みます」
  @シェア型書店「HONBAKO」
  開催レポです。

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「パンダのシズカくん」
作・絵 ジョン・J・ミュース 訳 三木卓  
フレーベル館

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「その方」はその日、
とってもキュートなファッションで
お見えになった。

前にお会いした時は着物姿だったので、
「雰囲気が全然違いますねー!」 
と言いながらも、
どこか一貫性も感じられて素敵だなと思った。

彼女がお店にいらっしゃった時に、
他の方が「パンダのシズカくん」をリクエストをして下さったので、彼女も一緒に聞いてくれた。
この絵本は、禅の思想について描かれていて、
物語の中に、3つの小話が入っている。
・ 

その中の「どろんこ道」という話に出てきた、
ちょっとツンケンした女性に対して、彼女は、
「この人は自分は得したと思っているかも知れないけど、実際は何も得られてない。」
と仰って、私はすごく驚いた。

彼女の見解に対してももちろん「なるほどー!」と思ったのだけど、
それよりも驚いたのは、
その女性にフォーカスを当てた事だった。

私はこれまでに、
何十回とこの絵本を読んだけれど、
この女性が自分の意識に引っかかった事が
一度もなく、私からすれば、
「通行人A」みたいな存在だった。

後で聞いたら、
彼女は、似たような感じの女性に
出会ったことがあるのだとか。

だからこの女性が気になったのだろう。 

やっぱり大人は、
物語を自分の方に引き寄せて読んでいる。
「お坊さん、この女性が横でやいやい言ってるの聞くのが嫌やったから、おぶってやったんとちゃう?」
と、まるで、昨日起こった出来事を話すような口ぶりで彼女が言ったのが、
ちょっと面白くて、すごく嬉しかった。


〈イベントのお知らせ〉


以前から私がお世話になっていた、
堺市東区にあるカフェ
「cachette(カシェット)」さんにて、
絵本セラピー®️をさせて頂く事になりました!
*絵本セラピー®️とは、
絵本セラピストが絵本を読んだ後、
参加者さんに感じた事を聞いたり、
絵本に絡めた質問をしたりします。
自分の中から出てきた感情をそのまま表現し、
それをグループでシェアする事によって、
自分でも気づかなかった自分や、 
自分とは違う価値観に出会える、
「気づきとふれあいのワークショップ」です。
今回は12月開催という事で、
参加者さんにとっての
クリスマスプレゼントになるように、
そして、心を軽くして、気持ちよく新年を迎えられるようなセラピーにしようと企画中です!
絵本セラピー未体験の方、
百聞は一見に如かずです!
是非是非一度、体験してみて下さい!
もちろん体験済の方も
お待ちしてます♪
〈開催日〉
12月7日(木)
14:00〜15:30
〈場所〉
心療Cafe「Cachette」