『上の神からみると悪はいないらしいです』

 

「そうなんですか?」

 

『そうなんです』

『私達は、善であろうと悪であろうと神という宇宙の一部です。

そのことはわかりますよね?』

 

「わかります」

 

『善と悪は、陰と陽みたいなもので

陰を見せなければ、陽が見えないので

セットなんですよ』

 

「セット?」

 

『例えばですが、戦争と平和です』

 

『戦争は嫌なことですよね?』

 

「嫌なことです」

 

『ですが、平和な状態しか味わったことがないとしたら

平和な状態にありがたみを感じることができるでしょうか?』

 

「ああ、たしかにできないですね……」

 

『戦争の後の平和だからこそ、平和のありがたみを感じられるわけです』

 

「たしかに……」

 

『だとすれば、戦争は悪だけの意味だと思いますか?』

 

「たしかに、存在意味はありますね」

 

『でしょう?』

 

「でも、死者が出たりしていますよね?」

 

『アバターが死んでいるだけで、魂側は死んでいませんよ?』

 

「!!!」

「死んでいないんですか?」

 

『死んでいませんよ?』

『死んでなければ罪にはなりませんよね?』

『魂側まで殺せたら、罪になるかもしれませんけどね』

『そこまで追い込めたら大したものですが……』

『そう考えると、悪人も改心したなら赦せますよね?』

 

「たしかに……」

 

『むしろ、赦せない方が悪いことになってしまいます』

『魂側は死なないわけですからね』

『改心した者を赦せない方が罪というわけです』

 

「なるほど……」

 

『改心できる方が上なんですよ』

『だから、悪神達に改心すれと日月神示では言ってますし

悪神達を改心させよと私達にも言っています』

 

「そうだったんですね」

 

『スピリチュアルの世界で、悪神が灰にされたとか言っていますが

それを喜ぶだけでは同類な気がします』

『なぜなら、

人を呪わば穴二つ

という言葉もあるくらいですので

喜んでしまっている人達も灰になってしまうような気がするからです』

 

「確かに……」

 

『改心できるのであれば同じ世界の仲間ですよね?』

 

『因果応報で見れば

赦さないから、赦されない人を呪わば穴二つの方だと思います』

赦すから、赦されるという人を愛して穴無しの方を選びたいですよね?』

 

『改心して、生き残る3分の1の魂になりましょう!』^^

『必要悪を演じてくれていた魂達の改心を受け入れて弥勒の世にいきましょう』

 

「ハイ!」^^

 

 

 

 

 

 

この物語はおとぎ話です。