「真さん」
「半霊半物質って何ですか?」
『あくまでも私の推測に過ぎませんが
それでもよかったら聞きたいですか?』
「聞きたいです!」^^
『テレビゲームで例えてみますよ』
「テレビゲームですか?」
『ゲームの中のキャラクターが物質界にいる方
そして、そのゲームをやっているプレイヤーが霊界にいる方だとします』
「はい」
『その両方に同時存在するような状態が半霊半物質状態なのだと
私は予測しています』
『ゲームの世界に入り込んでしまうような物語ありますよね?』
「あります!あります!」
「半霊半物質の状態だったとして
どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?」
『わかりやすく言えばマトリックスのネオが
悟って強くなった状態みたいな感じですかね?』
「チート状態が可能になるんですね」
『そうです』
『ゲーム内の肉体が死んでも、プレイヤー側は死なないとわかっているので
肉体を再構成してもいいし、やられないように強くなることもできます』
「それがメリットの方ですね」
「では、デメリットは何ですか?」
『メンタル側が安定していないと
恥ずかしい失敗をしたりした時に
「俺もう死にたい!」とか考えると現実化してしまうことです』
「それは困ります(笑)」^^
『ガンダムでアムロがファンネルが敏感すぎて失敗するシーンがあったでしょう?』
「そんなシーンがありましたね」
『ただしアムロは如来格ですので、それを見た人達がどう感じ取るかを
見せることで影響を与えるための芝居をしているだけですので
失敗して見せたと言った方が正しいのですが……』
「たしかにそうですよね。あのシーンが無くなってしまったら
それはそれで、ストーリーが崩れちゃいますよね」
『上に立つ者は、失敗してもメンタルがブレないくらいでなければ
ならないというわけです』
「なるほど~」
『そして、悪い者がこの能力を持ってしまうと大変なことになります』
「たしかにそうですよね~」
「タチが悪い状態に磨きがかかりますよね」
『ですので、今回はそうならないために魂の振るい分けがあるようなのです』
「なるほど~」
「そのような者達は弥勒の世に行けないようになっているんですね~」
『おそらくはそうではないかと私は予想しています』
「たしかにそれなら、全てのつじつまが合いますね」^^
『そうなんですよ』
『また、悪という表現を使いはしましたが
上の方の神から見ると悪はいないらしいです』
続く…
この物語はおとぎ話です。