Home – Based Therapy
今日は「ホームベースセラピー」について
触れたいと思います。
私が暮らしていた米国・カリフォルニア州の小さな町は、
子育て・発達・特別支援についての福祉サービスが
とても充実している地域だったと思います。
暮らしていた頃は分からなかったのですが、
帰国してからはじめて、日本と比較し、
カリフォルニアでの乳幼児期の支援が
どれだけ進んでいたのかを実感しました。
福祉制度の種類や内容、システムだけでなく、
地域全体が連携するのは当たり前のモデル。
困っている人に様々な立場の方々が寄り添い
「その人が助かるまで助ける」という視点
福祉職の方々の「人間性」が最高級でした。
初めての子育てに行き詰まったとき、
我が子の発達が心配になったとき、
困った行動に悩んだとき、
社会福祉の担当ケースワーカーが窓口となり、
家庭のニーズに合った支援を
全てをコーディネートします。
そして専門セラピストが家庭を訪問します。
サポートのスタート地点は「おうち」だからです。
「Home Based 」とは、そういう意味です。
子どもが日々生活する場所と、
その子どもを支える家族へのサポートが
最も重要だと考えるからです。
セラピストたちは、
子どもの発達課題や行動の問題などを
観察するだけにとどまらず、
親にもその子どもの行動の背景に
あるものを丁寧に説明し、
その行動への対応策や、
親が家庭でできるセラピーノウハウを
丁寧に教えてくれます。
親が不安に陥るのは、ずばり
「どうしたら良いのかわからないから」。
ただそれだけなのです。
子育ては、何もかもが初めてのことばかり。
子どもは決して親の思うようにならないし、
同じ親に育てられていても、
子どもによって全くちがいますから、
まず何が正解なのかがない。
誰でも、ストレスフルな気持ちに陥ります。
だからこそ、親への支援が大前提なのです。
週に１度の療育よりも大事なことは、
毎日を一緒に過ごす人と、毎日を過ごす場所。
親も子も共に成長できる環境の中では、
療育の効果も期待できます。
注）「療育」とは「普通」に近づける訓練ではありません。
「家族丸ごと支援」の重要性は、
まだまだ日本では周知されていないので、
ノウハウを親が学習する機会が
残念ながら、ほとんどない状況です。
親が発達についての知識を持つことで、
不安なことも、悩むことも、激減します。
親が心身ともに元気で笑顔になると、
必ずや、子どもの状態は良くなります。
支援現場で数多くの事例を見てきた
セラピストたちは確信していると思います。
kids Sense では、親がおうちでできるセラピー
「ホームベースセラピー」について学べる
親向け勉強会の開催を予定しています。
ご案内ができるまで、もうしばらくお待ちください。
どうぞよろしくお願い致します。
最新の予定
８月30日 練馬子育てひろば「どうぞのひろば」主催・子どもと遊び講座
（定員に達しました）
９月1日 石神井プレーパーク 子育てサロン「かぼちゃのたね」
９月４日 オンライン講演会＠生活クラブ・まち石神井 主催（申込み受付中）
９月23日 北区で子どもの遊ぶ場をつくる会主催 講座「伸びる子どもは遊んで育つ」
９月27日 連続講座全８回「子どもを知る学習会・Peer Sense 第4回目」
９月30日 練馬・子育てひろば どうぞのひろば主催 子どもと遊び講座
10月４日 連続講座全６回「赤ちゃんを知る学習会・Baby Sense 第1回目」
10月2日・10月23日 館林・あいずプレーパーク主催
「そうだったのか！子どもの行動！〜遊びと感覚の育ち〜」
10月25日 連続講座全８回「子どもを知る学習会・Peer Sense 第５回目」
10月30日 山口市民会館「NPO法人こどもステーション山口」主催
「どの子もあそびでこんなに育つ」
＿＿サイトマップ＿＿
発達支援キッズセンスの主な活動
「赤ちゃんを知る学習会」と「こどもを知る学習会」の2つを開催しています
ご家庭の事情やお子さまの様子・課題・発達状況などのご相談を受け、必要なサポートのご提案をさせていただいています
保育園や学校/PTA・冒険遊び場など地域活動・子育て支援団体などでの講演活動をおこなっています
子育てや発達に関する座談会や単発セミナーなどのお知らせです
子育てに困った時、お子さまの発達に不安や気がかりがあった時、ぜひお読みください
活動理念・代表ごあいさつ
最新スケジュールはこちらからお届けします。
