4年ぶりに号泣した出来事 | Trinity Life Style

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家族・仕事・地域活動をつなげる場所「Trist」代表ブログ

今週、娘が夏風邪をひき、看病をしていたら
私も39度が出て倒れた。



最悪なことに旦那は出張。

倒れた私に40度でも元気な娘が飛び乗ってくる。

息子は「戦うよ!バルタン星人やって」と腕をひっぱる。

「ママお熱なの」と伝えると、
おもちゃ箱から薬を持ってきて私の口に押し込む。
頭をなでなでしてくれながら
「もう治ったでしょ。戦おう」


このままじゃダメだ。

病院に行きたい。


子ども、どうするよ。。


「ここは、フェイスブックで助けてと書こう。」

「いや、旦那が出張で、ママが倒れてるなんて

悪い人が見たら絶好のチャンスだ。だめだ。」


「じゃ、ママ友にSOSを出そう」


「いや、夏風邪を他の子にうつしたら大変だ。ダメだ」


そんな中、偶然、近所のパパさんが

回覧板を回しに来てくれた。



「これはチャンスだ!お子さんも小学生だし。」


「でも、倒れながら頼んだら誰だって断れない。

断れないお願いをするなんて、強制だよな。
そんな迷惑なことできない。。


普通に笑って玄関を締めた途端、また倒れた。

『助けて』の一言がこんなにも言えないなんて。


仕方ない。

2人連れて病院に行こう。

と車にエンジンをかけた瞬間、庭の鉢植えに突っ込んだ。

「いかん、3人で事故にあう」


半泣きになり、向かいに住む60代夫婦に事情を説明。


「もちろんOKよ!!病院までは旦那が送るから。」

と車を出してくれた。


助かった。

病院の待合室でソファーに倒れこみながら

「企業が生き残るのにダイバシティ―は大切だ」

ということを考えていた。


属性が同じ人しかいない組織は

Aという出来事に対応できるが、

Bという出来事には対応できない。


様々な環境変化や出来事に生き残っていくには

色んな人達とタッグを組まなければならない。


子育てという難局を乗り越えるのも

同じだな、と。


家に帰ってきたら、

ご夫婦が両手いっぱいの袋を持って

玄関にやってきた。


「買い物行けないでしょ。

お弁当もスイカもいっぱい買ってきたから


子ども達が笑いながら私に駆け寄ってきた。


その優しさに、安ど感に

うえーんうえーん泣いた。

そしたら息子が頭をなでてくれた。

そして「バルタン星人やって。戦おう」と言われ、

笑いながら泣いた。


生きるとは頼ることだ。


日本の親は「迷惑をかけちゃだめ」と教えるが、

インドでは「あなたも迷惑をかける存在なのだから、他人を許しなさい」

と教えるそう。


私もそうありたい。