実践会でよくお話しすることの一つに
「も」というものがあります。
氣導法の基本理念の一つなのですが、別の基本理念の一つ「利他の心」
にも通じるものなのです。
「も」とは何か。
何人かの氣導士さんがご自分のブログに書いておられますが、
という意味なのです。
ここには自他の区別はありません。
つまりは自分と他人を区別しないということなのです。
「他者の喜びを我が喜びとする」
喜びはともに喜び。
悲しみはともに悲しむではなく、ともに小さな悲しみに転換する努力をしていく。
怒りはともに怒るのではなく、ともに穏やかな方向に転換する努力をしていく。
楽しみはともに楽しみ。
不安や心配はその心にならないようにともに実践していく。
「も」にはこの「ともに」の意味もあるのです。
怒りや悲しみは一人ではどうにも変えれないものでも
二人で違った角度から見方を変えるようにしてみれば
変化する可能性が高まります。
自己犠牲の上に成り立つ利他の心は存在しません。
誰も一人で悩み苦しむ必要がないのが「氣」の世界「も」の世界です。