キドラの憂鬱と微笑 -60ページ目

キドラの憂鬱と微笑

施設の介護の事 特に 認知症ケアの事
自分史 振り返り
ファンタジー文学

昨日の講演は

桃山学院大学講師の鈴木隆史さんの

インドネシアにおける戦時性暴力

–南スラウェシの被害者の声を聞く–

でした。

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インドネシアは多くの島々からなる

国です。

南スラウェシというのはその中の

スラウェシ島の南部に位置する州です。

戦時中

インドネシアは日本軍に占領され

スマトラ、ジャワは陸軍に支配され

ボルネオ、スラウェシ、バリなどは

海軍に支配されました。

南スラウェシはつまり

海軍による支配だったのです。

鈴木さん達は2012〜2017までの6年間、

日本軍による

性暴力被害者の聞き取りを行ってきました。

12〜15歳の幼い少女達を

日本兵は通学路や畑や自宅などから

拉致監禁し強姦したのです。

しかも日本の敗戦後

彼女たちのほとんどが

家族からも「汚い」と罵られ追い出され

1人で生きていかざるをえなかったのです。

考えてみると

12歳から15歳で拉致され

強姦され続け、

日本が敗戦し解放されても

家族から見はなされ

1人で生きていかざるをえないとしても

その時でさえまだ少女なのです。

何人かの証言を

ビデオで聞かせてくれました。

辛い体験を話されておられます。

何より残さねばならない事だと

思われたからでしょう。

彼女達は明るく前向きでした。

今年8月

インドネシア元従軍慰安婦支援協会が

設立されています。


戦後72年

かつて日本軍はこんな酷い事をした、

というのは簡単でしょう。

しかしこの72年間

辛い経験とともに生きてきた

人々がいる事に

見向きもして来なかった事実があります。

でも彼女達は生き続けてきました。

そして一度のインタビューの後

亡くなられた方もあったそうです。