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キドラの憂鬱と微笑

施設の介護の事 特に 認知症ケアの事
自分史 振り返り
ファンタジー文学

ザ・ロック食堂の中川五郎さんのライブに

行って来ました。

8日に東京を出て九州に入り

そのまま関西で今日はお昼は奈良で

ライブをして

ロック食堂に至るだそうで

なかなかハードですね。

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アンコール入れて全13曲。

充実していました。

ぼくが初めて聴いた曲で

印象に残った歌がありました。

「真新しい名刺」という歌で

タイトルがそうなのか分からないのですが。

関東大震災の直後下宿を焼け出され

大阪に越してきた「私」が

市電で玉造からあべの橋まで出る時

民族衣装を着ていたら

車掌に二本の指で袖をつかまれ

奥へ入りなさいと言われ

その横柄な態度に怒り言い争いになります。

関東大震災で朝鮮人に対する

流言飛語で6000人が虐殺された事は

「私」も知っていました。

あべの橋に着いた時

他の駅員もいて2〜30人に囲まれます。

その時背後から顔を赤くした

40絡みの小柄な紳士が

「待て馬鹿者ども」とにらみつけます。

その目から落ちる涙に

「私」は胸を打たれます。

その後その紳士は「私」に

代わりに詫び

「全ての日本人がこんなんじゃない。

   これからも嫌な事があるかもしれない。

   そんな時は私の事を

   思い出してくれたまえ。」と

一枚の名刺を握らせます。

そこには 日曜世界社長 西阪保治

と書かれていました。

30年後《聖書大辞典》の発行者

西阪氏の名前は他の新聞への

寄稿でも見かけます。

「私」の記憶の中でその名刺は

真新しいまま保存されている、

という内容です。

帰ってからネットで調べると

ほとんど全文が載っている物も

見つけました。

五郎さんは歌った後に

この「私」が詩人の金素雲氏である事を

教えてくれました。

岩波文庫にある

「朝鮮童謡選」や「朝鮮民謡選」の

作者です。

金素雲氏のエッセイに

そのまま曲をつけられたようです。

歌手の沢知恵さんは

五郎さんともご友人で

一緒にライブなんかもされていますが

この金素雲氏のお孫さんになります。

以前ジョイントのライブの時

沢さんに内緒で歌ったら

すごく喜ばれたという話もされていました。

中川五郎さんの歌で

関東大震災というと

「トーキング烏山神社の

   椎木ブルース」がありますが

これはYouTubeでも見る事ができます。


尿酸値が高いと

中川五郎さんは言ってました。

ぼくといっしょやなぁ。

でも五郎さんワインを飲みながらの

ライブでした。

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懐かしいと思いながら歌うのは少し違うと

いうような事も言っておられました。

ボブディランの「風に吹かれて」を

歌われる時です。

54年前の歌ですが今の日本にこそ

必要な歌でしょう。