解放へのオガリ | キドラの憂鬱と微笑

キドラの憂鬱と微笑

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先日、集会に出た時

集会資料とは別に

他の集会などの案内のフライヤーがあり、

その中の一枚に

このフライヤーがありました。

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数年前

現在の高齢者施設の仕事の他に

訪問介護のアルバイトもしていました。

住吉区を中心として

阿倍野、西成、住之江などがエリアでした。

万代池から少し南下したところに

障がいを持った方がおられました。

そこへはじめて行く時

近くに市民交流センター

(以前の住吉解放会館)があり

その建物に

グッと大きな手が伸びているのが

遠くから見え

何やろ?と思いながら近づくと

それが「解放へのオガリ」という

レリーフでした。

懐かしくもあり、集会の帰りに

自転車で見に行ってきました。

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金城実さんの作品というのを

はじめて知りました。

「オガリ」とは

大阪のこの地区の方言の「おがる」

からきているらしく、

大声で叫ぶとか声を張り上げるという

意味らしいです。

共通語の「怒鳴る」に近いのかも。

「解放への叫び」というと

何かスマートな感じがします。

「解放への怒鳴り(声)」と考えると

子を抱いた母の生活感も伝わり

レリーフとともにより胸を打ちます。

このレリーフが

市民交流センターの閉鎖にともなって

沖縄に移送するための

カンパの訴えのチラシでした。

事情はあまりよくわかっては

いないのですが、

また調べて報告します。