見てきました。
監督は「SAYAMA」の金聖雄さん。
「袴田事件」も「狭山事件」も
明らかな冤罪事件です。
石川一雄さんは
捜査陣に部落差別が根底にありましたが
袴田巌さんも
「元プロボクサーならやりかねない」
という偏見にもとづいて逮捕されました。
二つの事件とも
後日証拠が捏造されています。
袴田巌さんは死刑確定してから
再審開始決定で48年ぶりに釈放されました。
しかし映画は
「SAYAMA」もそうでしたが
決して告発調ではありません。
日々死刑囚として毎日朝を迎え
袴田さんは妄想の中で生きていましたが
現実世界との関わりを
徐々に取り戻していきます。
その日常と笑顔のある生活を
カメラは追っていきます。
お姉さんの秀子さんが
決して巌さんに縛られるのではなく
でも巌さんに対する思いやりが
ヒシヒシと伝わる映画です。
金監督が袴田巌さんと秀子さんの生活に
入り込んでなければ
撮れない映画だったと思います。
報道とドキュメンタリー映画の
違いについて考えさせられました。
ちなみに袴田巌さんが逮捕された時
凶悪な殺人鬼のイメージを
率先して作ったのもマスコミ報道でした。
パンフレットより

