コンクリートの門がありました。
ある雨の日に折りたたみ傘で出かけ
帰りには晴れていました。
折りたたみ傘を雑に丸め
門の上に置いて家に入りました。
その後再び雨が降り
翌日は晴れました。
母親に「あの傘かたずけなさい」と
言われ傘を持ち上げました。
そうするとそこに
1cmくらいの黒い細い虫が
ウジャウジャいたのです。
折りたたみ傘の下にいたので
折りたたみ傘の産んだ虫か?
と思い
思わず傘を門の上に戻し
黙って家に戻りました。
長い事折りたたみ傘虫と
ぼくは呼んでいて
子供が小さい頃
彼らによく話していました。
その話の締めくくりは
お父さんはそれから
そんな虫を
2度と見た事はありません。でした。
何故か子供らには受けていました。
今考えてみると
折りたたみ傘というより
昆布巻きのような感じでした。
真ん中にかんぴょうを巻いた
あの昆布巻きを
1cmくらいに小さくして
ウジャウジャ動いている様子を
思い浮かべて下さい。
実際それ以降見た事はありません。
自分を覆う物に擬態する虫と
その頃は考えていたのですが
調べても今はわかりません。
どなたかわかる方教えて下さい。