ある日の認知症フロア | キドラの憂鬱と微笑

キドラの憂鬱と微笑

施設の介護の事 特に 認知症ケアの事
自分史 振り返り
ファンタジー文学

ぼくは巨漢です。

認知症のおばあちゃん、

ぼくを見て

「おっきいなぁ!」

ぼくは腹を叩いて

「おっきいやろう?

    もうすぐ生まれんねん!

     今回は三つ子らしいわ!」

「うそやぁ」

と80歳のおばあちゃんは笑います。

「ほんまやて」

しつこくぼくは言います。

それを聞いていた別の

96歳のおばあちゃん

「生まれる穴もないくせに!」

と笑います。

ぼくは

「そやな、どうやってうまれるんやろ?

    わかった。チンチンの先から

    出てくるんや。」

96歳すかさず

「それは種の出る場所や。」

みな大笑いでした。

施設は親会社が

ホテルチェーンなので

接客接遇にうるさい。

誰もいない時でないと、

冗談は言えない雰囲気がある。