何度も映像化された
筒井康隆氏のSF小説です
十代の少女の
揺らぎやすい不安定な心を
タイムリープとテレポーテーション
という能力を
心ならずも持ってしまった少女に
体現させています
で認知症の話ですが、
認知症の患者さんは
記憶障害がベースになり
時間、場所、人物の見当識障害を
発症していきます
記憶がすっぽり抜け落ちるので
今がいつなのか、どこにいるのか、
目の前の人が誰なのか
全く、見当がつかなくなるのです
だから、まるで
タイムリープとテレポーテーションが
同時におきたような
心細さと不安に襲われます。
でも、また
タイムリープとテレポーテーションが
心ならずもおき
再び、
ちがう時と場所に来てしまうのです
時には、
20代に戻ってしまうこともあります
自分の前に空のコップがあれば
誰かが飲んでかたずけなかったか
意地悪されて空のコップを
出されたかなのです
だって私は飲んでないのだから。
何重にも時と場所を越えていくのです
だから、からのコップには
「すみませんね~、
飲んでもかたずけない方が
おられるんですね~」
と言って、新しいお茶をおいれし、
一から、始めます
そうすれば、
長い時と場所を越えて来た旅人は
少しは安心して落ち着けるのです
時をかけるじじばばは
安心の場所を求め
再び旅立って行くのです