こんにちは‼キドックスシェルター部です
本日はキドックスの保護犬「むぎ」についてご紹介いたします‼
推定５歳の女の子で、体重は約９，４㎏あります。
元飼い主の方は１人暮らしをしながら、むぎを含め７頭の犬を飼っていたそうなのですが、病気のため入院することになり、その方の親族から茨城県動物指導センターに相談がありました。
７頭のうちすぐに捕まえられそうな子半数を先に捕獲し、残りの半数は約１か月後に捕獲されました。
家の中を見る限り、半数が犬舎で飼われ、半数が放し飼いで飼われていたと思われます。
むぎは先に捕獲したグループにいました。
むぎの左耳は半分切れているのですが、もしかしたら飼われていた時に犬同士のケンカなどで負った傷なのかもしれません。
正面から撮った写真なのですが、左耳の方が少し小さいです。
キドックスに来る前まではどんな暮らしをしていたのかは分かりませんが、今はとても人が好きなように感じます。
撫でられるのが好きで、おもちゃで遊ぶよりも人と触れ合うことを好みます。
まだ自分が人と一緒にいたいと思うと、なかなか犬舎に入りません。笑
そんな甘えん坊なむぎは、今年の８月１３日に「くろまろ」とともにキドックスにやって来ました。
まだやってきて日は浅いですが、その人懐っこい性格にはとても癒されます。
そんな「むぎ」の１日をキドックスのプログラムに沿ってご紹介いたします
まずは朝散歩に行きます
むぎは現在人の左側を歩くようにトレーニングをしています。
人が歩行するときは左側通行なので、キドックスでは右側に人、左側に犬というかたちで散歩をしているのですが、むぎはなぜか右側を歩きたがります。
詳しいことは分かりませんが、犬にも右利きと左利きがあるそうなので、もしかしたら右側の方が居心地がいいのかもしれません
なので、上手に左側を歩いているときは褒めたり、おやつをあげたりします。
「オスワリ」の指示を聞いているむぎです。
ちなみにご褒美のおやつをくれるのを待っています
笑
次は犬舎掃除と健康チェックの時間です
１人が犬舎を掃除している間にもう１人が犬舎の外に出ているむぎの健康チェックを行います。
こちらがむぎの健康チェックの様子です。
むぎはとてもチェックがしやすいです
触られるのが嫌なところがなく、むしろ喜んでいるのか、寝転がりながら完全に身を委ねてきます笑
耳の中を見てもらっているむぎです。
気持ちよさそうです
次はケアの時間です
ブラッシングをしているむぎです。
むぎは気持ちよさそうにブラッシングをします
最近歯磨きと爪切りを始めたのですが、どちらも抵抗する様子はありません
次はご飯の時間です
むぎはドッグフードへの食いつきがあまりよくありません。
断定は出来ませんが、むぎは人が食事をしているとその食べ物を欲しがることから、もしかすると前に飼われていた時に、ご飯の際は人用の食べ物をもらっていたからなのではないか、と推測しています。
ドッグフードが苦手なわけではないようですが、推測が当たっていたとすると、人用の食べ物がドッグフードよりも美味しく感じ、そちらでご飯を食べたいからなのかもしれません。
キドックスでは、どのような方が里親様になっても大丈夫なようにドッグフードでご飯をあげています。
なので、ご飯の際に残ったドッグフードはトレーニングの時に、ご褒美のおやつのかわりとして使っています
ドッグフードに慣れてもらうためです。
次はトレーニングの時間です
得意の「オスワリ」をしているむぎです。
むぎが狙っている、人の手の中にあるものは、ドッグフードです。
ドッグフードをご褒美にもらっていることに関して嫌そうな感じはありませんが、近くで同じようにトレーニングをしている犬がもらっているおやつを気にしている時はあります
とてもいい匂いがしてくるのかもしれません
呼び戻しのトレーニングをしているむぎです。
名前を呼び自分のもとに来たら、ご褒美をあげます。
しっかりと人からの声掛けで人の元に来ることが出来たら、万一の脱走などの非常時にはとても役に立ちます
こういった日々の積み重ねが犬の命を守ることにつながります。
頭を撫でられているむぎです。
撫でることも犬にとってはご褒美になります。
休み時間の様子です
むぎは基本的には人に甘えています
近くに空いている人がいたら、撫でてもらいに行きます笑
最後に午後の散歩の時間です
後ろ姿のむぎです。
こちらは「オスワリ」の指示を聞き、頭を撫でて褒められているむぎです
出来ることが増えてくると、むぎもどんどん自信がついて、
人とのコミュニケーションをさらに楽しめるようになっていきます！
以上がむぎのキドックスでの１日になります
興味のある方はぜひ里親募集要項をご覧ください‼
キドックスカフェでもお会いできます。
笑
