こんにちは‼キドックスシェルター部ですニコニコ

本日はキドックスに新しくやって来た保護犬「わらび」についてご紹介いたします流れ星

わらびはつい先日トライアルに行くことが決定いたしましたので、約2か月半のキドックスでの生活の様子をお伝えしたいと思います照れピンク音符

トライアルとは、正式に譲渡させていただく前に実際に保護犬を自宅に迎えて一定期間お試しで一緒に暮らすことを言います。

このお試し期間でわらびも迎えてくださる里親様もストレスなく、心地よく生活することが出来た時に正式に譲渡させていただくことが決定いたします。

わらびは7歳の女の子で、体重は20,2㎏あります。

首輪がついていた状態で放浪していたところを一般の方からの通報で保護され、その後飼い主の方が現れなかったため、茨城県動物指導センターへ収容されました。

そして2019年12月10日にキドックスにやって来ました。

 

性格は穏やかで、吠えることはなくとてもおとなしいです。

また、ご飯とオヤツが大好きです照れ

ハンドラーはわらびの担当になった当初、以前担当していたくるみが正式譲渡になり、新しく別の保護犬を担当することを不安に思っていたようですが、おとなしい性格のわらびと接するうちに徐々に不安もなくなっていったそうです照れ

トライアルが決定したくるみの記事はこちらからご覧いただけます(*^^*)

 

下の写真はハンドラーがわらびのトレーニングを始めようと犬舎からわらびを出した時に、近くでウルがオテのトレーニングを行っており、オヤツが大好きなわらびがウルへのご褒美のオヤツを狙い参加しようとしているところですほっこり

ウルの記事はこちらからご覧いただけます(^^)/

 

トレーニング中にも他の保護犬たちが貰っているご褒美のオヤツに意識が向いてしまう時があったようで、その時ハンドラーは、わらびの名前を呼んだり、繋いでいるリードを少し引っ張るなどをしてわらびの意識を再び自分に向けるようにしていたと話していました。

わらびは時々指示を聞いていても目線は他の保護犬たちが貰っているオヤツへと向いていることもあったそうですほっこり

 

ちなみにハンドラーという言葉はキドックスではその日お世話やトレーニングを行う人のことを指しますランニング

 

こちらはオスワリのトレーニングをしている写真です。

わらびはオスワリが得意で、刺激が多い外でもしっかりとハンドラーからの指示を聞き、オスワリをすることが出来るようです照れ

 

そしてこちらはわらびのオテのトレーニングの様子です。

わらびがまだオテの動きを理解していなかった頃、まずはハンドラーがわらびの片足を持ち上げて「オテ」と指示を出し、この状態がオテの形だとわらびに伝え、トレーニングを行っていました。

このようなトレーニングを積み重ね、わらびはオテの動きを覚えることが出来ました照れ

 

ハンドラーはわらびがオスワリやオテなどの指示を覚える速さは、自分が今までトレーニングをしてきた他の保護犬達と比べると時間が掛かる方だと話していました。

トレーニングをしている時などはわらびに対して不安もあったようですが、オテの練習中は、わらびの片足を持ち上げながらわらびに言い聞かせるように優しく「オテ」と指示を出していました照れ

そのお陰か、わらびはオテをすることが出来るようになりましたキラキラ

ハンドラーもわらびがオテをすることが出来るようになった時はとても嬉しかったそうです照れ

 

そしてわらびは、オスワリやオテのトレーニングの他に耳掃除も頑張っていたそうですニコニコ

わらびはキドックスに来た当初から耳の中に慢性的な炎症があり、その部分がはれていました。

耳の形がわらびのようにたれている仔は蒸れやすいことと、わらびはお腹にも皮膚炎があることから元々皮膚が弱いことが原因ではないのかと予想しています。

耳を掃除されると痛いのか、痛痒いのかわらびは顔を振ってしまうそうです。

 

こちらがその時の写真です。

ですが耳掃除は定期的に行わないと細菌やカビなどが繁殖して病気が悪化してしまう可能性があるので、ハンドラーはわらびが耳掃除を嫌がってしまった時は、わらびが落ち着くのを待ちながら少しずつ汚れを拭きとるようにしていたようです。

そしてわらびがしっかりと耳を掃除させてくれた時は、わらびに「わらび、いいよ(^^)」と声を掛けることを心掛けていたそうです照れ

 

 

こちらはわらびが好きなブラッシングをしてもらっている写真です。

わらびはブラッシングが好きで、時々ブラッシングの最中に気持ちよさそうに横になり、お腹を見せてくれたことがあったようですピンク音符

 

ハンドラーはわらびと接する上で、わらびの表情を読むことを心掛けていたと話していました。

わらびは控えめで落ち着いているところは接しやすかったそうですが、その反面、あまり表情が変わらなかったようでわらびが思っていることを理解することが難しかったようです。

耳掃除では嫌がっている様子が分かりやすかったようですが、他のケアをする時はわらびが触られることを嫌がっていないかを気にかけながら、わらびの表情を見ることを意識して行っていたそうですニコニコ

 

 

わらびは散歩の時もおとなしく、ゆっくりマイペースな様子だったようです照れ

キドックスでは引っ張り防止や、車や自転車・他動物との接触防止から保護犬をハンドラーの横につけて散歩をしているのですが、わらびは基本的には引っ張ることは無く、ハンドラーの横について歩いてくれたそうです。

時々自分が興味のある方へ進もうとしたり野良猫を見かけた時に反応し、追いかけようとしたこともあったそうですが、ハンドラーがリードを引っ張りわらびの名前を呼んで「ダメだよ。」と声を掛けると落ち着いたとのことです。

 

走る車や他の通行人の方などにも怖がったりする様子もなく、比較的散歩はやりやすいとハンドラーは話していましたあしあと

 

 

そんな落ち着きがありどっしりとした印象のわらびですが、ナイーブな1面もあったようです。

現在はわらびといったら食欲旺盛でご飯が大好きなイメージですが、キドックスに来た日から3日、4日はご飯を残していたそうですキョロキョロ

キドックスの職員にお話を聞くと、慣れない環境だったからなのではないのかと話していました。

またわらびは以前足をくじいた時にも、その日はご飯を食べなかったそうなので、意外とデリケートなところもあるのではないのか、とのことですほっこり

 

わらびのトライアルが決定したことにあたってハンドラーは、わらびがおとなしい性格で接しやすい一方で何かに対して興味を持つまでに時間が掛かることが、里親様を不安にさせてしまうのではないのかと心配に思っているそうです。

そして落ち着いている仔なので、穏やかに暮らしてほしいと話していました照れ

 

最後にハンドラーからわらびへメッセージです流れ星

短い間だったけど、オスワリやオテなどのトレーニングを頑張ってくれてありがとう照れ

 

以上がわらびのキドックスでの生活の様子です骨

わらびはトライアルが決定いたしましたが、キドックスには他にも保護犬が生活していますので、興味のある方はぜひ里親募集要項をご覧くださいあしあと

こちらからご覧いただけます(^^)/