こんにちは‼キドックスシェルター部ですニコニコ

つい先日、キドックスの保護犬「くろまろ」がトライアルに行くことが決定いたしました誕生日ケーキ

 

くろまろの記事はこちらからご覧いただけます(^^)/

 

トライアルとは、正式に譲渡させていただく前に実際に保護犬を自宅に迎えて一定期間お試しで一緒に暮らすことを言います。

このお試し期間で、くろまろも迎えてくださる里親様もストレスなく、心地よく生活することが出来た時に正式に譲渡させていただくことが決定いたします。

 

本日はトライアルが決定したくろまろのハンドラーに、今の心境や担当期間に思っていたことなどを聞いてきましたので、お伝えしたいと思いますふんわり風船星

 

ちなみに、「ハンドラー」という言葉はキドックスでは、その日保護犬のお世話やトレーニングをする人のことを指します筋肉

 

こちらは、散歩中のくろまろの写真です。

何があったのかは分かりませんが、遠くの方を見つめていますカメラ

 

 

それではまず最初にくろまろに対しての気持ちの変化についてお聞きしましたキラキラ

 

質問1,くろまろが担当犬になった時の気持ちはどうでしたか?

回答1,どのような性格なのか分からなかったので、心配でした。

また、保護犬だということもあり、自分が担当になっても大丈夫なのかと不安に思っていました。

 

質問2,担当期間3か月はどうでしたか?

回答2,最初は散歩中に大きな音がした時に顔が引きつり、怖がっていたことから臆病な印象が強くありました。

なので、出来るだけ怖がらせないようにくろまろに接する時は正面からではなく、横からゆっくり近づくことを心掛けていました。

1~2週間で自分にも慣れてきた様子が見られ、今は人懐っこい性格の子だな、と思っています。

 

質問3, くろまろのどのような所が好きでしたか?

回答3,甘えん坊な所です。朝出勤したときに犬舎の中にいるくろまろを見ると、自分が来たことを喜んでくれて早く犬舎から出してほしいような様子でこちらを見つめてきます。その表情が目がクリっとしていてとても可愛らしいです。

また、背中の毛並みが扇状になっている所も好きです。

 

こちらがくろまろがおもちゃで遊んでいる最中に撮影した、くろまろの背中の写真です。

背中の上の部分の毛が下へ広がるようになっています。

(分かりづらく、申し訳ありませんアセアセ

 

こちらは横から撮影した写真です。

 

質問4,トライアルが決定した現在の気持ちはどうですか?

回答4,さみしさはありますが、新しい飼い主の方と幸せに暮らしてくれたら嬉しいです。

 

 

そしてここからは、散歩編、ケア編、トレーニング編に分けてくろまろの様子や、ハンドラーが思っていたことをお伝えします競馬

 

キドックスでは、散歩もそうですが、ケアやトレーニングも基本的には同じ保護犬を担当します。

日々のケアもトレーニングも犬が社会で生活する中でとても重要なことです。

保護犬が新しい飼い主の方と生活することを念頭に置く中で、乗り越えなければならない課題はそれぞれ違います。

少しでも保護犬も里親様も心地よく生活が送れるように取り組んでいます。

 

 

まずは散歩編です晴れ

こちらはくろまろとハンドラーの散歩の様子です。

くろまろは、散歩に行くことが大好きだったようです照れ

早く散歩に行きたいという気持ちからか、犬舎から出そうとした時に力いっぱいとび出すこともあったようで、その勢いにハンドラーは少し困ったりもしたそうですほっこり

 

ハンドラーはくろまろを自分の横につかせて散歩をさせることが難しかったと話していました。

キドックスでは、保護犬の引っ張り防止や車や自転車・他動物との接触を防ぐため保護犬をハンドラーの横につけて散歩をしているのですが、くろまろは、怖がっている時も、反対に楽しそうな時も引っ張りが強くなることがあったようです。

怖がっている場面として、くろまろは工場から聞こえる大きな音や走っている車などが苦手で、そのような状況に遭うと反対側に逃げるように引っ張ることがあったそうです。

一方で楽しそうな場面として、好奇心が旺盛なくろまろは草むらにいる昆虫を見つけると、無邪気に勢い良く捕まえに行こうとすることもあったそうです。

 

ハンドラーは歩行中の引っ張りを防ぐためにリードを短く持ち、くろまろの口元が自分の進めた足より前に出さないように意識をして歩いていたようです。

引っ張りがあった時にはリードを持っている手を後ろに引くことを心掛けていたそうです。

そのおかげからか、引っ張ることは少なくなっていったとのことです照れ

 

次はケア編です骨

こちらは、ブラッシングをしてもらっているくろまろの写真です。

ハンドラーの好きなケアは、ブラッシングだったようです。

くろまろの背中の毛並みの扇状の形を整えるのが好きだったと話していました。

 

一方で苦手に思っていたケアは耳掃除だったそうです。

ハンドラー自身があまり経験がなかったそうで、くろまろの耳を掃除することが怖かったそうです。

くろまろが少し嫌がっているような印象も感じていたこともあり、耳掃除の上達がこれからの課題と話していました。

 

次はトレーニング編ですランニング

こちらは、マテのトレーニングをしているくろまろの様子です。

くろまろは現在、マテのトレーニングを中心的に行っているとのことです。

 

ハンドラーにとってくろまろに自分の出した指示が伝わり、くろまろの出来ることが増えていくことが喜びだったそうですおねがい

マテの他に呼び戻し、オスワリ、フセなどのトレーニングを行っていたようですが、中でも呼び戻しのトレーニングで、「オイデ」の指示でくろまろが自分のもとに来てくれることが嬉しかったと話していました。

初めの頃はなかなか指示が伝わらない様子だったようですが、名前を呼んで来てくれたらご褒美のおやつをげることを繰り返すうちにすぐに来てくれるようになったそうです。

ちなみにくろまろの好きなおやつはジャーキーとのことです照れ

 

 

一方で散歩中に行う外での指示が難しかったと話していました。

キドックスでは、散歩中に何度かそれぞれの保護犬に合ったオスワリやオテ、フセなどの指示を出しているのですが、犬にとって外は室内よりも音やにおいなどの刺激が強いのでくろまろも気が散ってしまうことが多かったようです。

 

こちらは散歩中にオスワリの指示を聞いているくろまろです。

周りに気が散ってしまってなかなか指示が届かない時は、くろまろの名前を繰り返し呼んでみたり、おやつを使って意識を自分に向けさせたりなどの工夫をしていたそうです。

また、くろまろはオスワリの指示を出した際、雨が降った後などで地面が濡れているとあまりおしりを地面に着けたがらなかったそうです。(笑)

 

 

ハンドラーからくろまろへのメッセージですキラキラ

「幸せになってください。あまりご家族の方を困らせることはせず、和ませてあげられるように生活してくださいニコニコ

 

 

最後になりますが、くろまろのハンドラーにキドックスの職場環境についてお聞きしました鉛筆

 

質問1,職場環境の良いと思うところはありますか?

回答1,明るい雰囲気が好きです。また、仕事の時は仕事をして、休み時間は楽しくおしゃべりするなどのオンとオフがはっきりしている所がいいと思います。

 

質問2,同僚に対して感じていることはありますか?

回答2,何度も質問してしまって申し訳なく思っているのですが、分からないことがあると、優しく教えてくれるのでありがたいです。

 

質問3,職員の方へ感じていることはありますか?

回答3,いいところは褒めてくださるので、嬉しいです。

 

 

目がクリっとしているくろまろの顔立ちや背中の毛並みが扇状になっていることなどは知っていたことなのですが、今回ハンドラーが楽しそうにくろまろの魅力としてお話をしているのを聞いて、改めてくろまろの可愛いさを感じました。

また散歩中は地面が濡れている時はオスワリの指示をなかなか聞かなくなることを聞いて、とてもくろまろのことを観察しているのだな、と思いました。

くろまろがトライアルに行くことが決まったことに対してさみしさはあるそうですが、新しい飼い主の方と幸せになってもらいたい気持ちの方が強いようです。

私も人と触れ合うことが大好きなくろまろが、新しい家庭でたくさん甘えることが出来ることを祈っています。